このスマートフォンは、間違いなく売れる。バカ売れ必至だ。
シャオミ(Xiaomi)の「Mi 11 Lite 5G」
中国で3月に発表され、すでに、グローバルモデルも発売中ではあったが、その日本版が、満を持して登場する。
これまで、シャオミのスマホは、「コスパは優れているものの、やたらとデカくて重い」のが常だったのだけれど、このモデルは、そんなイメージを一気に刷新した。
6.55インチの大画面ディスプレイを搭載しながら、たったの159gという軽量を実現。
前モデルのMi 10 Lite 5Gは、193gだったから、それよりも、なんと34gも軽くなったのだ。
CPUは、Snapdragon 780G。背面には最大6400万画素のトリプルカメラを搭載。バッテリー容量は4250mAh。リフレッシュレートも、90Hz。
Liteモデルではあるものの、ハイクラススマートフォンなみの性能を有している。
しかも、日本版は、グローバル版の仕様に加えて、FeliCaまで載せてきた。おサイフケータイに対応したのだ。
日本市場への、並々ならぬ気合が感じられるモデルとなっている。
何よりも凄いと思うのが、こういった性能を踏まえた上での価格設定。
例えば、iPhone 12と比較してみると、その凄さがわかる。
Mi 11 Lite 5Gは、iPhone 12よりも軽く、画面が大きく、バッテリ容量は1.5倍。
リフレッシュレートの数値も、カメラの数も、iPhone 12を凌ぐ。
顔認証に加え、指紋認証を搭載している点も、iPhone 12より優位だ。
それでいて、その価格は、43,800円程度(!)と予告されている。
同じストレージ容量(128GB)のiPhone 12は、99,800円なので、なんと半額以下の価格でゲットできてしまうのだ。
これが売れないわけがない。
もちろん、iPhone 12の方が優れている点も数多くある。
CPUの性能は、iPhoneのA14 Bionicに及ばないし、防水・防塵を搭載しておらず、ワイヤレス充電も非対応。
しかし、そういったマイナス点を差し引いたとしても、この価格なら納得だし、恐るべき超絶コスパのスマホと言っていい。
個人的に気になるのは、SIMフリーモデルの有無。
キャリア専売になってしまうと、折角の超絶コスパスマートフォンの魅力が、大いに薄れてしまう。
何とかSIMフリーモデルが発売されることを、心から祈りつつ、24日の正式発表を楽しみに待ちたい。