ビールに最強のお供が餃子であるということは、昨日決定した。
ただ、単に理屈をこねるだけじゃなく、実践的に証明することも必要。
僕は餃子ランナーだから、ランニングとセットで述べるべきなのだろうけれど、最近、残念ながら、アフターランの餃子とはご無沙汰だ。
ということで、今回は…。
このイベント後に堪能した、餃ビーについて書いてみることにしたい。
「ボヘミアン・ラプソディ」のライブ上映は、ランニングと同じぐらい、身体を熱くしてくれる。
立川での《プレモル&こだわり餃子》は、とにかく最高だったので、今回の川崎でも、同じような感動を味わいたかった。
僕は、クイーンライブに臨む前に、Webで調査を行ったところ…。
チネチッタのすぐ近くに、餃子の美味しい中国料理店があるという情報を入手。ならばこれは行くしかないではないか。
ライブ後、僕は、興奮冷めやらぬ思いを抱きながら、その店を目指した。
巨大シネコンであるチネチッタは…。
ラ チッタデッラと呼ばれる複合商業施設内にある。
今回、僕は、初めてここを訪れたのだけれど、ちょっと驚いた。
チネチッタを含む一帯が、洒落た街並のようになっていたからだ。
それもその筈、ここは《イタリアのヒルタウンをモチーフに作られたエンタテイメントの街》だった。
以前のエントリーでも紹介させていただいたが、街全体はこんな感じ。
チネチッタを出るとすぐに、イタリアのムードを堪能できるストリートもあった。
しかし、この日、僕が目指したのは《イタリア》ではなかった。
僕は、Googleマップの情報をもとに、その店を目指して歩く。
華やかな「ラ チッタデッラ」から、徒歩数分。
裏通りに出ると、そこは一気に日本っぽい(そもそも日本だってのw)情景に変わった。
飲食店などがあまりない、ちょっと寂しい通りだったため、「本当にこの通りなのだろうか…?」と思いながら見渡すと、すぐにその灯りが目に入った。
見つけた!
店の名は、「中国料理 三鶴」
それほど立派な店構えではないけれど、食べログの情報では、地元民に大人気の店だと書かれていた。
「中華料理」ではなく、「中国料理」というところに、店の自信を感じさせる。
おそらくこの店は、《ラ チッタデッラ》などが生まれる前から、ずっとここにあって、そして、賑わってきたのだ。
入口に掲げられていた、本日のオススメ。
いわゆる庶民的な中華料理店だったりすると、「麻婆豆腐」とか「回鍋肉」とか書かれていたりするが、それより、ちょっとゴージャスなムード(?)を感じる。
流石は《中国》料理店だ。
いや、僕は「麻婆豆腐」も好きだし、そもそも餃子を食べるのだから、高級である必要もないのだけれどw
入店。
カウンターに案内されたので、とりあえずは、ビールを注文。
ライブで火照った身体には、清涼剤が必要だからだ。
餃子を食べる前に、何で繋ごうかと、つらつら考えていると…。
店員の人が、《今日のオススメ》黒板を持ってきてくれた。
いやぁ、どれもこれも魅惑的だったけれど、餃子の前に食べるには、ちょっと重たい。
あえてここから選ぶなら、「ミミガーの香味和え」だろうが、あいにく、ミミガーは苦手。
ということで、通常メニューから選ぶことにした。
各種前菜類の中から、「季節野菜の酢漬け」をチョイス。
あんまり中国料理っぽくない気もしたが、クラゲやピータンも苦手なので(苦手が多すぎ(^^;)仕方ない。
ほどなくすると、それが眼前にやってきた。
ビールのアテに食べてみると、いやはや、これが実に美味しかった。
味付けも、歯ごたえも、絶妙。小品ながら、店の実力の高さを感じさせる料理だ。
これならば、他の料理も間違いなく美味しい筈。
僕は、そう確信し、いざ、メインメニューを注文することに決めた。
僕にとってのメインと言えば、もちろん…。
焼餃子に決まっている。
そもそも、これを食べるために、この店を訪れたのだ。
価格は440円。他の料理群に比べて、なんだかとても安い。
そのため、焼餃子だけ注文するのは、ちょっと申し訳ないような気もしたが、そんなことでためらっていられない。
僕は、あとで色々注文しますから的なニュアンスを込めて、「まず、焼餃子をお願いします」と告げた。
焼餃子注文後、店員さんが、僕の前に、これら一式を持ってきてくれた。
小瓶三種「辣油」「醤油」「酢」の前に置かれたのは、自家製の辣油で、これで食べるのがオススメとのこと。
僕は、ここが川崎であることから、定番の《かわさき餃子みそ》もリクエストした。
店員さんはすぐに持ってきてくれたが、「うちの餃子にはあまりオススメじゃないんですけど…」と一言。
餃子に味がしっかりついているため、味噌とは合わないというのだ。
川崎の餃子店だから、仕方なく(?)常備はしているが、オススメはしない、と。
僕は、大いに期待が高まった。
店員さんがそこまで言うのだから、これは、間違いなく美味しい、絶品餃子に決まっている。
ということで、僕は、期待に胸を膨らませながら待っていると…。