今朝。
プライムデー祭りの終わったamazonを、つらつら眺めていたところ、偶然見つけた。
いや、そうじゃない。たぶん、僕の嗜好や閲覧履歴などに基づいて、amazonからリコメンドされたのだろう。
そしてそのリコメンドは、間違いなく、僕にビビッと響いた。
日本SF誕生―空想と科学の作家たち
今月末発売ということなので、もちろん、即予約。
豊田有恒先生の本、しかもSFに関する著作は、非常に久しぶりなのではなかろうか。
1960年代初頭の話ということで、僕はまだ生まれていないが、しかし、その時代についてはとても興味がある。
5年前に、世田谷文学館で開催された「日本SF展」に出かけて感動したし…。
このトークイベントにも、大いに興奮した。
僕の敬服する筒井康隆先生による「日本SFの幼年期」話は、とにかく最高に面白かった。
この時の話は…。
昨年刊行されたこの本に収録されている。
僕は、もちろん予約してゲットし、興奮しながら読み耽ったことを思い出す。
トークイベントでは、豊田先生の名前が何度も出てきた。
「日本SF誕生―空想と科学の作家たち」は、そんな豊田先生が語る日本SF幼年期の話ということだから、大いに気になる。
本につけられたオビには、
「小松左京・星新一・筒井康隆…日本のSFが若かったころ」
と書かれており、筒井先生の名前も登場。
表紙の写真には、若き筒井先生のスナップも掲載されており、見ているだけでもたまらない。いやぁ、もう、これで購入決定だ。
amazonの商品紹介欄を読むと、その期待度はますます高まる。
これは、ひとつの文学ジャンルを確立するまでの、SF作家たちの苦闘と、哀愁と、歓喜の交友の物語である。
いわばSF作家交遊録と言った体裁になるが、これまで書かれていない破天荒なエピソードなども紹介しながら、筆を進めていきたいと思う。
いやぁ、もう、本当にこれは、発売が楽しみだ。
未踏の時代 (日本SFを築いた男の回想録) (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/12/10
- メディア: 文庫
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