僕は昨日の記事で、iPhone Airを「折りたたみiPhoneへの布石」として位置づけた。
では、その折りたたみiPhoneである「iPhone Fold(仮称。以下略)」は、いったいどんな存在になるのか。
今日はその点について、iPhone miniユーザーの視点から考えてみたい。
現時点では噂レベルの情報に基づいており、鬼も笑っているだろう。
しかし、こういった夢を抱くのも、ガジェット好きの性分なので、どうかご寛恕いただければと思う。
iPhone mini消滅…。
数年前。
Appleは、iPhone 12 mini/13 miniの2代限りで、mini路線を打ち切った。
それから先、iPhoneの筐体は大きくなる一方。
つまり「片手で最新機能を享受できるiPhone」は姿を消してしまったのだ。
miniユーザーが今も不満を抱いている理由はここにある。
miniサイズがFoldで甦る?
iPhone Foldは、折りたたみ時に約5.5インチの外部ディスプレイを備えると言われている。
これはまさに、かつての iPhone miniと同じサイズ感。
「片手にすっぽり収まるiPhone」が再び戻ってくるかもしれないのだ。
「そんなのminiじゃない!」という声も?
ただし、Foldがminiサイズの外部ディスプレイを持っていたとしても、重量の問題は避けて通れない。
miniは140g台という軽さで愛された。
一方折りたたみスマホは、その構造上、重量級のスマホになるのが、これまでの常識だった。
いくら筐体が小さくても、あまりに重たくては、「そんなのminiじゃない!」という声が上がりそうだ。
それでもminiスピリットは残る。
ただ、今年発売されたGalaxy Z Fold7が、折りたたみモデルながら、約215gという驚異的な軽さを実現したことで、状況は変わってきた。
ならばAppleだって負けていられない筈だ。
iPhone Foldは、Galaxy Z Fold7よりも1年遅れでの発売となるのだから、この重量を下回らなければ意味がなかろう。
Airで培った軽量化技術を取り込みつつ、210g前後=iPhone 17 Pro並みの重さに抑えてくる可能性が高い。
片手で扱えるギリギリの重量ラインだが、折りたたみならではの「片手携帯+大画面利用」ができるなら魅力は十分。
iPhone Foldは、開いた時に7.8インチ級の大画面になると想定されている。
これは、iPad mini(8.3インチ)に迫る大きさであり、旧世代のiPad mini(7.9インチ)とはほぼ同等。
つまりFoldは、iPhone miniとiPad miniを1台に融合させた存在として期待できるのだ。

価格のハードル
予想価格は2000ドル超、日本円では30万円近くに達するかもしれない。
円安や関税の影響でさらに高額化する可能性もある。
しかし、もしそれが「iPhone mini+iPad miniの融合」という夢を実現してくれるならば、決して高すぎるとは言えない。
僕自身の視点
僕は、iPhone 12 miniとiPad mini(2021年モデル)のユーザーだ。どちらも今となっては古いモデルだが、未だに強い愛着がある。
今年のiPhone 17シリーズやiPhone Airには、正直そこまで惹かれなかった。
だがもし来年、iPhone Foldが予測通りのスペックで登場するなら、この2台をまとめて一気に乗り換えたい(統合したい)――今はそんな気持ちになっている。
結論
iPhone Airが“実験機”だったとすれば、iPhone Foldはその完成形として登場する可能性がある。
そしてそれは、iPhone miniを愛したユーザーにとって待望の「救世主」になり得る。
コンパクトなiPhone miniを愛した人にとって、来年出る(筈の)Foldは「復活」と「進化」を同時に体現できる一台になるかもしれない。
超期待だ。

