今月は、iPhoneにとって、2つの大きなニュースがあった。
ひとつ目は、第3世代iPhone SEの発売。
もうひとつは、iPhone 12以降のモデルにおける「Face IDのマスクあり認証」開始だ。
第3世代iPhone SEは、第2世代と同じ筐体ながら、5G対応やCPUなどの強化を実現した、正統かつ順当な後継モデルとなる。
僕は、現在使用中のiPhone SE(第2世代)をこよなく愛しているから、もちろん気になってはいるが、今回、乗り換えは見送る予定。
その理由は、このエントリーで詳しく書かせていただいた。
予算に余裕があるなら、もちろん欲しいのだけれど、今の僕には余裕がない。
また、僕の使い方だと、今のiPhone SE(第2世代)で何ら不自由を感じていないため、見送るという決断をしたのである。
iPhoneは、Android端末に比べて、旧OSのサポート期間が長く、ひとつの端末を長期間使うことができるのが特徴。
だから、僕もまだしばらくはiPhone SE(第2世代)で頑張るつもりなのだけれど、いずれは乗り換えなければいけない日が来る。
その頃、iPhone SEは第何世代になっているだろう。
現在、スタンダードなiPhone系列はFace ID、iPhone SE系列はTouch IDという棲み分けになっている。
これまでのiPhone SEは、初代以降全てTouch IDを採用しているから、「iPhone SE=Touch ID端末」だと思っている人もいるかもしれない。
しかし、そうではない。
SEは、あくまで《Special Edition》の略であり、Touch ID搭載がマストというわけではないからだ。
マスク必須になった時代、iPhoneのFace IDは、非常に使い勝手が悪く、その点で、現iPhone SEにこだわってきた人も多いだろう。
かくいう僕もそのひとり。
しかし、今月から、潮目が変わる可能性が高い。
iPhone 12以降のモデルにおける「Face IDのマスクあり認証」が始まり、それが非常に好評を得ているからである。
セキュリティ面に優れているFace IDが、認証の便利さを取り戻したならば、今後のiPhoneは、Face IDに統一されていくだろう。
だから、次世代のiPhone SEは、大きくモデルチェンジすると、僕は思っている。
これまでのiPhone SEは、スタンダードなiPhone系列の筐体を流用して、廉価で提供されてきた。
初代iPhone SEは、iPhone 5系筐体の流れを汲んでいるし、iPhone SE第2世代、そして今回の第3世代は、iPhone 8系筐体の流れを汲んでいる。
だからきっと、次世代iPhone SEも、スタンダードなiPhone系列の筐体を流用してくると考えるのが自然。
となると…。
僕が夢見るのは、こんなモデル。
そう。
iPhone miniの筐体が、SEとして登場する!
という夢だ。
iPhone 12シリーズで初登場したiPhoneのminiモデルは、残念ながらあまり売れなかったようで、このiPhone 13 miniで終了、iPhone 14 miniは発売されないとのこと。
iPhone 13 miniは、在庫がかなり残っているのか、今月になって、量販店などで投げ売り状態*1にもなっているほどだ。
僕は、miniシリーズが不調だった原因として、サイズ的に競合するiPhone SEの存在が大きかったと思っている。
「小さいiPhoneが欲しいけれど、iPhone miniは高いので、iPhone SEで十分」と考えたユーザーが多かったのではなかろうか。
奇しくも、マスク必須の時代になり、Touch IDの便利さが見直されたので、尚更。
しかし、昨日の敵は今日の友(?)という考え方もできる。
iPhone SEが、スタンダードなiPhone系列の筐体を流用してくるという流れであれば、iPhone 13シリーズで姿を消すiPhone miniの筐体が、SEとして登場するというのは、十分あり得ると思うのだ。
スタンダードなiPhone系列は、モデルを経る毎にサイズアップしており、miniを切り捨てる以上、今後もまたどんどん大きくなるだろう。
しかし、コンパクトなサイズを求めるユーザーは一定数以上いるし、それが理由で、iPhone SEを使っているという人も多い筈。
miniの流れを汲む端末が、廉価のSEとして復活すれば、人気になると思うんだけれどなぁ…。
もちろんこれは、単なる僕の願望に過ぎないが、夢が叶うことを信じて、第2世代のiPhone SEを使い続けていこうと思う。
*1:入手にあたってはさまざまな条件がつくし、制約のつかない単体モデルについては転売屋の横行で、かなり入手困難ではあるけれど…。