第2世代のiPhone SEが発売されたのは、今年の4月24日。
僕は、発売日当日にゲットして、興奮冷めやらぬままに、開封インプレッションのエントリーを書いた。
それから今日でちょうど1ヶ月が経つ。
今や僕は、完全にこのiPhone SEに夢中だ。もはや、これなしではいてもたってもいられないぐらい惚れ込んでいる。
つい数ヶ月前まで、僕は、そんな思いを抱くなんて、思いもしなかった。
僕は、初代のiPhone SEをこよなく愛し、惚れ込んでいたからだ。
半年前には、バッテリ交換を行っているほどなので、これからもバリバリ使う気持ちでいっぱいだった。
しかし…。
第2世代のiPhone SEが発表されるや否や、僕は突然ビビッときて購入を決意。予約開始と共にポチって、発売日にゲットしている。
そして1ヶ月。
初代のSEと第2世代のSEは、名前こそ同じ「SE」であるが、似ても似つかないものになってしまったし、そもそも4年のブランクがある。
だから、比較すること自体意味がないとは思っている。
ただ、僕と同じく初代のSEにこだわって、第2世代への乗り換えを考えている人もいるのではないかと思うので、参考のために書き残させていただくことにした。
- レスポンスは段違い!…だけど。
- 「防水・防塵」搭載が最高すぎ
- バッテリーのもちは微妙
- 充電機能(高速/ワイヤレス)が素晴らしい
- カメラ性能が大幅アップ!
- Apple Pay&FeliCaがホントに便利
- 初代のコンパクトさに比べると…。
- 表示領域が広くなって快適♪
- その他(いろいろ)
- 僕の結論
レスポンスは段違い!…だけど。
第2世代のSEは、iPhone 11と同じく、現時点で最新のA13チップを搭載している。だから、何もかもが爆速。
初代のiPhone SEは、それよりも4世代も前(!)のA9チップだから、勝負になる筈がない。
ただ…僕はiPhone SEでゲームなどを行うことはなく、動画も殆ど見ない。アプリはそこそこ使うが、Webブラウジング、SNSなどの利用が中心で、どちらかと言えば、「ライト」な使い方をしている。
僕と同様のライトユーザーであれば、レスポンスに関しては、初代でもまだ耐えられるような気がする。
もちろん、起動もスクロールも圧倒的に第2世代の方が早いけれど、しかし、初代のiPhone SEでも、ストレスを感じるほどではなく、個人的には十分耐えられる気がした。
「防水・防塵」搭載が最高すぎ
僕が、初代SEに惚れ込んでいた時、唯一感じていた大きな不満が《防水/防塵ではない》こと。
2年前の北海道マラソンで、僕は、初代のiPhone SEを持って走り、液晶をダメにしてしまったことを思い出す。
この時は、(自業自得とはいえ)本当に大きなショックを受けた。
しかし、第2世代のiPhone SEならば、そんな心配は要らない。IP67相当の防水・防塵性能を有しているので、どんなに汗をかこうが、雨に降られようが、気楽に携帯できる。
ランニングのお供としては最高で、僕は、この点だけでも買い換えて良かったと思っている。
バッテリーのもちは微妙
初代iPhone SEのバッテリー容量は、1,624(mAh)で、第2世代iPhone SEのバッテリ容量は、1,821(mAh)なので、1割程度しかアップしてない。
液晶サイズは、第2世代の方が大きいため、実際の稼働時間は、ほぼ変わらないという調査結果が出ている。
バッテリのもちに関して云えば、初代のiPhone SEでも、新品交換してしまえば、第2世代と遜色なく使える。
どちらのSEも、最近のスマホに比べると、バッテリ容量は少ないため、終日の利用には不安が残る。
終日持ち歩くなら、モバイルバッテリを持っていたほうが安心だ。
充電機能(高速/ワイヤレス)が素晴らしい
バッテリのもちは、初代も第2世代も同等であるが、充電機能に大きな差がある。
第2世代は、18Wの超急速充電にも対応しており、初代よりも圧倒的に早く充電が可能。
そして何より素晴らしいのが、ワイヤレス充電に対応していること。
いやはやほんとに、最高すぎてたまらない。
帰宅後、「ポン」と片手で机の上に置くだけ。そのまま操作することも簡単なので、快適のひとこと。
これを知ってしまうと、もはや、いちいちケーブルを繋ぐのが馬鹿馬鹿しく思えてくる。
カメラ性能が大幅アップ!
本格的な検証は、これからじっくり行う予定だけれど、身近なものや風景を撮っているだけでも、初代と第2世代の画質差は歴然。
画素数は変わっていないものの、F値は向上。光学式手ぶれ補正やポートレートモードなども搭載。CPUが最新となったことで、内部の処理能力も上がっている。
カメラレンズは1つだけで、超広角や望遠などの機能はないけれど、日常的に使う分には、感動的なほどレベルアップしていると思う。
Apple Pay&FeliCaがホントに便利
初代のiPhone SEも、Apple Payには対応していたけれど、「App内」「SafariのWEB上」などしか使えず、いわゆる《おサイフケータイ》的な使い方はできなかった。
しかし、第2世代のiPhone SEでは、FeliCaを搭載したことで、店舗において、モバイルSuicaやiD決済などが行えるようになった。
とりわけ、モバイルSuicaへの対応は感動的で、JR乗車の際は、スリープモードのままでも、改札口でかざすだけ。しかも、通知や履歴管理まで行ってくれるので、便利のひとこと。
初代のコンパクトさに比べると…。
僕が初代SEで一番こだわっていたのは、実にコンパクトな、その筐体サイズ。
手の小さい僕でも、片手で全ての画面にアクセスできる初代iPhone SEのサイズ感は、本当に、最高に魅力的だった。
僕にとっては、iPhone 5→iPhone 5S→iPhone SEと3代続けてこのサイズに馴染んできたため、尚更。
僕と同じように考えて、そして、今も第2世代への乗り換えをためらっている人は多いと思う。
僕が、第2世代のiPhone SEを1ヶ月使ってみて思うことは「やっぱり、初代より断然大きい」ということだ。
第2世代のiPhone SEは、今時のスマホとしてはコンパクトな部類であるが、初代との比較において云えば、そのサイズ感は別物。
今、あらためて初代を掌で抱えると、「うわぁ。やっぱり小さいなぁ」と感動してしまうからだ。
初代のサイズをこよなく愛しているなら、失望する人も出てくるだろうと思う。
ただ、僕の場合は、そのサイズアップを許容した。
僕が一番引っかかっていたのは、初代からサイズアップすると、「片手で全ての画面にアクセスできない」ということだったが…。
この機能を使えば、その不満が解消できることを知ったからだ。
もちろんこれは、サイズ問題を根本的に解決しているわけではない。
だから、「そんな機能を使うのが面倒」「小手先のごまかしに過ぎない」と思う人もいるだろうけれど…。
表示領域が広くなって快適♪
これは、前項の「サイズ感」とのトレードオフで得られる大きなメリット。
液晶サイズが4インチから4.7インチになっているため、その表示領域は勿論拡大している。
画面が広ければ、そのぶん、一度に確認できる情報量も増える。やっぱりそれはとても快適だ。
この点については、第2世代を1ヶ月使った今、初代の画面を眺めてみて実感。「うーん、小さいなぁ。狭いなぁ」と思えてしまったからだ。
第2世代SEの液晶に慣れてしまうと、もう、初代SEの画面はどうにも小さくて、ストレスが溜まる。
その他(いろいろ)
3.5mmのイヤホンジャックがなくなって…。
有線のイヤホン・ヘッドホンを使いたい人にとっては不便になったかも。僕はもっぱらBluetoothヘッドホンを使っているので、全く問題なかった。
背面ガラスのプラスマイナス
質感はとてもいいが、滑りやすくなり、落下の可能性が高くなった。サイズアップしたことも含め、「裸運用」の人は注意が必要だと思う。
僕は、《ケース&ストラップ》運用で、その不安をカバーしている。
ホームボタンが進化している!
初代と第2世代のiPhone SEは、一見同じホームボタンを搭載しているように見えるが、実は違う。
初代は、物理的なホームボタンを搭載しているが、第2世代は、感圧式の擬似的なものになっているからだ。
初代では、長い間使っていると、僅かな埃が溜まって、そのたびに掃除が必要だったが、感圧式ならその心配はない。ホームボタンに触れた時の振動も3段階で調整できるし、僕はとても使いやすいと思った。
(PRODUCT) REDカラーが格好いい!
iPhoneの(PRODUCT) REDカラーは、7 / 7 Plusから採用になった。
だから、初代のSEのカラバリに、この色はない。
(PRODUCT) REDは、Appleにおいて、特別な位置づけを有している*1が、そういった意味を抜きしても、赤好きにはたまらない色だと思う。
僕は今回のiPhone SE購入時、このレッドにするかブラックにするか迷ったが、最終的には、レッドをチョイスした。
レッドと言っても、ベゼル部分はブラックなので、赤と黒の組み合わせになる。
いざ使い始めてみると、想像以上に、2色のコントラストが素晴らしくて、感激。
だから、それを引き立てるべく、アクセサリー類も揃えているほど。
僕の結論
いやぁ、乗り換えて良かった。そのひとこと。
初代SEのコンパクトなサイズ感は、未だに愛おしいけれど、それを補ってあまりある大きなメリットと魅力を、第2世代のSEは有していると思うからだ。
iPhone 12miniの噂は気になるけれど、それでも、初代のサイズよりは大きくなるし、その登場は半年以上先の話。
第2世代のiPhone SEは、とにかくコスパが抜群なので、その素晴らしさを堪能しつつ、半年たって、また悩めるのが幸せ(?)だとも思っている。
超オススメだ。
*1:収益の一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に寄付することによって、HIV/AIDS対策を支援しようというプログラム。今年の9月30日までは、新型コロナウイルス(COVID-19)対策にも提供されるとのこと。