昨日、ベルリンマラソンとニューヨークシティマラソンの中止が、相次いで発表された。
どちらも、僕にとってはとても思い出深い大会だけに、ちょっと切なくなる。
これで、今年開催される筈だった、WMM(ワールドマラソンメジャーズ)6大会の一般参加部門は、ほぼ全滅。
・3月:東京マラソン(一般部門は中止)
・4月:ロンドンマラソン→10月に延期
・4月:ボストンマラソン→9月に延期→中止
・9月:ベルリンマラソン→中止
・10月:シカゴマラソン
・11月:ニューヨークシティマラソン→中止
ロンドンマラソンの主催者側は、延期となった10月の開催について、やる気満々。
ただ、イギリス国内のウイルス感染は、完全に終息したわけではない。
そんな状態で、数万人規模のマラソン大会を実施するのは、やはり難しいのではないかと思う。
10月のシカゴマラソンは、まだ公式発表が出ていないものの、ボストンとニューヨークが中止になっているのに、シカゴだけ開催する筈もない。
アメリカにおける、現在の感染状況を考えても、中止になることは確実だろう。
今回、ニューヨークシティマラソンでは、大会中止に伴う参加料の取り扱いについて、次の選択肢を用意している。
- 全額返金
- 2021年大会参加料への振替
- 2022年大会参加料への振替
- 2023年大会参加料への振替
- 全額寄付
なんと、2023年大会への振替も可能!ということなので驚いた。
これは、「少しでも判断を先延ばししたい」「より安全確実な時に走りたい」と思っている参加者の希望に応えるものだと思う。
来年の11月であれば、終息しているような気もするけれど、有効なワクチンが開発されるまでは油断できない。
となると、できるだけ後の大会を選んだ方が、安全確実と言えるが、選択にあたっては、もうひとつ、考慮しなければいけないことがある。
2021年大会が問題なく開催された場合は、それが「50回記念大会」になるわけで、2022年は51回、2023年は52回大会になってしまうということだ。
記念大会にこだわって、今年の大会出場を決めた人にとっては、悩ましい選択となりそうだ。
もしも来年が50回記念大会になるのならば、僕も参加表明したくなってきた。
でも、今年からの振替組が多数発生するだろうから、例年以上の狭き門。厳しいだろうなぁ…。
僕は、自分のマラソン人生において、6メジャーの走破を大きな目標としているが、ニューヨークは、とりあえず2011年に走っているので、まずは、未走破の大会を優先したい。
残りはあと2つ。ロンドン、ボストン。
どちらも自分にとって高い壁なのだけれど、何とかクリアしたい。
2021年4月。
果たしてこの2大会は開催されるだろうか…。