Apple Watch向けの最新OS、watchOS7が発表になった。
今回、さまざまな新機能がつけ加えられているが、そのうちの目玉は、なんと言ってもこれだろう。
睡眠トラッキング(追跡)機能だ。
昨今のスマートウオッチにおいては、標準的に搭載されている機能であるが、ようやく、ついに、Apple Watchでも可能になる。
僕は、未だにApple Watchを持っていないが、この発表には大きく心が揺れた。
睡眠トラッキングは、僕にとって、非常に重要な健康管理要素だからである。
今度こそApple Watchを買うしかないか…と思ったが、しかしやっぱり、どうしても踏み切れずにいる。
その理由はいったいなぜか。
ちょっと昔話をさせていただこう。
こんな名前のブログを書いているぐらいだから、僕は、モバイル端末に目がない。
世間が二つ折りのガラケー全盛の頃、まだiPhoneが日本に上陸していない時代から、スマートフォンを使っていた。
携帯端末と連動するSmart Watchも大好きで、こんなガジェットに惚れ込んでいたことを思い出す。
今は懐かしき、Bluetooth WatchのMBW-150だ。
と言っても、誰も知らないかもしれないけれど…。
これを、当時の僕のメイン機だったTreo Pro(Windows Mobile OSを搭載したスマートフォン)と連動させ、届く通知に感動していたのだ。
もう、11年も前の話になる。
だからもちろん、2015年にApple Watchが鳴り物入りで発売された時は、大いに心が揺れた。
モバイラーの端くれとしては、当然、ゲットしておくべきガジェットだと思った。
…が、結局僕は予約を見送った。
その理由はいくつかあるが、最大の理由は、バッテリがもたないこと。
「時計」でありながら、バッテリが18時間しかもたないという点が、僕はどうにもこうにも腑に落ちなくて、使いこなせる気がしなかったからだ。
当時のエントリーで、僕はこのように書いている。
どんな性能があろうが、いや、性能が高ければ高いほど、バッテリが切れた時のショックは大きくなる。
常用してこそ意味があるガジェットであることを考えると、やっぱり不安がふつふつと募ってきたのだ。
まめな人ならばともかくとして、僕は、基本的にズボラな人間で、スマートフォンの充電を忘れ、バッテリ切れ寸前になってしまうケースも多々。
そんな性格だから、毎日必ず充電が必要なスマートウオッチを使いこなせる自信がなかった。
そして僕は、こんなことも書いている。
二代目、三代目になれば、バッテリ性能が大きく伸びることは必定だから、それを待っても遅くないように思えてきた。
世代を経て、バッテリの持ちが安心できるようになってきたら、購入するつもりだったのだ。
しかし、そんな僕の思惑は大きく外れることになる。
Apple Watchは、二代目になっても三代目になっても、そして、最新のシリーズ5になっても、なお、バッテリの「公称値18時間」は、変わることがなかったからだ。
CPUや管理の進化により、《実質》の利用可能時間は、シリーズを経る毎に延びているようだけれど、それでもやっぱり不安は募る。
Apple Watchは、僕の回りで持っている友人も多い。
皆、問題なく使いこなしているようなので、僕が恐れるほど、バッテリ切れの心配はないのかもしれない。
ただ、やっぱり僕は自分のズボラさに自信があるので、不安を拭えずにいる。
そして。
今回の睡眠トラッキング(追跡)機能搭載で、さらにもうひとつの不安が加わる。
睡眠トラッキング機能は、確かに便利で素晴らしいものだと思うけれど、それを計測するためには、当然、Apple Watchをつけたまま眠る必要がある。
となると…。
寝てる間に充電ができないじゃないか。
これが僕の一番の不安点になっている。
僕は、iPhoneもGarminも寝ている間に充電を行うのが常。
現在睡眠計測を行っているfitbit Charge 2は、それができないのだけれど、バッテリが5日間持つ。だから、およそ5日に1回、アラームが出てから充電しても間に合う。
しかし、Apple Watchの場合は、毎日充電しなければいけないというのが悩みの種だ。
習慣化させてしまえば、問題ないような気もする。例えば、こんなブログを書いている時間に充電させておけばいいだけのこと。
しかしどうにもやっぱり自信が持てず、僕はまだ踏み切れずにいる。
うーん。
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- 発売日: 2019/09/20
- メディア: Wireless Phone Accessory