「馬賊」のもっちり皮餃子で、僕のお腹は満たされた。
しかしなぜか、僕の心は、さらなる餃子を求めていた。
「馬賊」の餃子をリピートするという手もあったが、かなりヘビーなので見送り、この店に寄ることにした。
店の名は、「京の華」。
ガンダム「ランニング」スタンプラリーランをしている際、ふと見かけて、気になっていた店だ。
日暮里駅東口から、徒歩1分の商業ビル内にあり、気軽に入れそうな感じの風貌だった。
「馬賊」同様、手打ラーメンが売りのようで、さらに、焼小籠包をアピール。
もともと、小籠包は、蒸餃子系の肉汁特化亜種とも言える料理だから、餃子一門と言える。
それが《焼》小籠包になるのだから、焼餃子系の料理になる、筈。
僕は、先日、東武練馬の「餃子酒場 いちばん星」で食べた焼小籠包の記憶が頭によぎった。そういえば、あれは、もう、焼餃子と呼んでもいい感じだったからだ。
この店は、焼小籠包が看板になっているようだから、その味は、大いに期待できる気がした。
ということで、入店。
店内は、ゆったりとしたテーブル席が並び…。
メニューも実に豊富だった。
料理写真も数多く掲載されており、眺めていると、色々目移りしてしまう。
しかし、まず、なにはともあれ…。
乾杯だ!
いったい何度目の乾杯だろう。
この日の僕らは、ラン企画をしていた筈なのに、振り返ってみると、乾杯して食べてばっかりいたような気がするw
壁の写真を見ていて、色々と目移りはしたものの、お腹と相談すると、《メイン料理》以外はあまり受け付けられそうにない。
ということで…。
軽く「干豆腐の和え物」で繋いだ後…。
水餃子を注文した。
焼餃子でもよかったのだけれど、「馬賊」の絶品焼餃子を食べたあとだったので、どう考えても見劣りしてしまうと思ったからだ。
看板メニューというわけでもないし、あまり期待せずに囓ってみたのだけれど…。
なかなかどうして悪くなかった。
小ぶりで、皮がそれほど分厚くないので、この日の僕にはちょうど良い感じだった。もちもちではないが、ぷりぷり、つるつるで、喉ごしのいい、食べやすい皮だ。
中の具はジューシーで、下味がしっかりついている。何もつけなくても十分に美味しかった。
そして…。
焼小籠包、登場!
餃子と言うよりも、たこ焼きに近いビジュアルで、僕はちょっと驚いてしまった。
サイズは、こんな感じ。
それほど大きくないので、普通の小籠包よろしく、そのまま囓るのかと思ったら、店内の注意書きで、「かぶりつくと、火傷をする恐れがあります。」と書いてあった。
そのため、まずは箸でつついて、様子を見てから食べることにした。
実際は、想像していたほどスープが飛び出ず、ちょっと拍子抜け。
ただ、しっかりと具に味は染みこんでいたし、味わい深かった。
上部の皮が薄く、底面は「揚げ焼き」のようにもなっていて、食感のコントラストが楽しめるのも魅力。
水餃子も焼小籠包も美味しかったので、焼餃子も…と思ったけれど、流石にお腹が膨れてきたので、それは次回の楽しみに残しておくことにした。
料理の種類も豊富なので、今度は是非、大人数で訪れて、さまざまな料理を楽しみたい店だ。