先日僕は、二十数年ぶりに訪れた平和島の温泉施設で、ゆったりとした朝を過ごした。
天然温泉もリラックスラウンジも、とても気持ちが良くて大満足。
購入したチケットは、7時間滞在できるプランだったので、夕方までのんびりすることも可能だった。
しかし僕は、当初の予定通り、午後1時過ぎにここを出た。
温泉で火照った身体を、最高の餃ビーでクールダウンさせたかったからだ。
館内のレストランにも餃子はあったようだけれど…折角平和島まで遠征したのだから、現地ならではの町中華を味わいたいじゃないか。
その日僕が目指したのは、「天然温泉 平和島」を出て、「ボートレース平和島」の外壁沿いを歩いてすぐ。
国道1号線の手前にある店。

「中華けいこ」だ。
SNSでふと見つけたこの店の餃子が美味しそうだったため、平和島辺りに寄った時は、絶対に訪れようと思っていたのである。
ボートレース場のすぐ隣という特殊な立地もあって、「オッサンが平日にひとりで昼飲みしても、全く違和感がない」というクチコミも、僕を強力に後押しした。

店の入口に貼ってあった注意喚起。
なかなかの繁盛店らしく、注文してから出てくるまでに少し時間がかかるようだ。
また、喫煙店のため20歳未満は入場不可とのこと。
僕はタバコを全く吸わないので、喫煙店はそれほど嬉しくはないが、嫌煙派ではないし、オッサン向けの店というスタンスは悪くないと思った。
入店。
店内は、カウンターのみ10席程度。
僕が入った時はほぼ埋まっていたが、ちょうど1席あいて、そこに座れることになった。
ランチタイムは14時までとなっており、僕が入店したのは、その40分ぐらい前。
ただ、僕の後に入ってきたお客さんは断られていたし、その後すぐに暖簾も片付けられてしまう。
昼のラストオーダーは、13時半ぐらいなのかもしれず、そう考えるとぎりぎりのタイミング。間に合ってホッとした。

メニューはこんな感じ。
定食の他に、おつまみ系も充実している。
僕は、各種定食類には目もくれず、もちろん餃子とビールを注文。
餃子は時間がかかるだろうと思ったので、冷や奴も頼んだ。
注文時、「ビールは料理と一緒に出しますか?」と聴かれたので、「はい」と回答。
だから僕はまず、冷や奴とビールが出てくるものかと思って身構えていた。
しかしこれが、なかなか出てこない。
店の入口にも注意喚起があったように、時間がかかるとのことだったため、ある程度覚悟はしていた。
待つこと15分。

餃子がやってきた!
ちょっと焦げ気味でビジュアル的には微妙だけれど、個人的には許容範囲。
薄皮の手作り系で、僕の好きなタイプの餃子だろうという予感がした。

最強の相棒。ビールとの競演だ。
平日の昼間。ゆったりのんびり温泉に浸かった後に、昼から餃ビーできるなんて。
背徳の至福といった感じでたまらない。
ひとつだけ気になったのは、餃子と一緒に注文した「冷や奴」が出てこなかったこと。
餃子が出てくるまでの繋ぎにしようと思っていたので、当てが外れてしまった。
僕は、「もしかして注文を忘れられてしまっているのでは…」と気になり、店員さんに確認してみると、やたら陽気なお兄さんから、こんな言葉が返ってきた。
「順番に作ってるから待っててねー。冷や奴が一番時間かかるんだよ、実は」
そう言われ、厨房の状況を眺めてみると、ランチ用のラーメンやチャーハンが中心に作られていたから、確かに、作業が全く異なる冷や奴は、却って時間がかかるのかもしれない。納得。
ただ、それからほどなくすると、冷や奴も出てきた。

豆腐は大きめの1丁で、薬味もたっぷり。
これで330円なら、つまみとしては申し分ない。待たされてもおつりが来る充実度だと思った。
僕は、冷や奴とビールで、すっかりいい気分になった後、メインの餃子を囓ってみた。

旨いぞ!
もちもち薄皮の野菜ザクザク系で、やはり僕の一番好きなタイプの餃子。
何より、ニンニクがガツンと効いているのがたまらない。
ビールとの相性も抜群で、昼からの餃ビーとしては申し分ない味だった。
僕は思わず追加注文したくなってしまったし、他の一品料理で気になるものもあった(玉子焼き けいこ風とか)。
しかし、時間はもう14時近くになっていたし、厨房内では、片付け始めている雰囲気もあった。
僕は、ここで注文しても、断られる可能性が高そうだと判断。
お楽しみは、次回訪問時にとっておこう、と思った。
今度平和島に行く時は、夕方まで温泉でくつろいで、夕方からここでじっくり飲むのがいいかもしれない。

