とにかく暑い。半端じゃなく暑い。暑すぎる。
そんな言葉をいくら並べても、何も解決するわけではないのだけれど、言わずにはいられないぐらい、今年の暑さは、異常だ。
ということで、最近の週末ロングランは、もっぱら、日陰の多い公園を中心に行っていたのだけれど、やっぱり、たまには荒川河川敷を走ってみたくなった。
荒川河川敷は、僕にとって、大事なホームコースのひとつだからだ。
ただ、日差しを遮るものが全くない河川敷は、この時期、最も注意が必要。
最近の東京地方は、朝の時点から30℃を超えていたりするので、朝ランではすでに危険な気がした。
ならば、もっと早く走るしかないw
…ということで、例によって僕は夜明け前から走り出した。
今日は、奇しくも、荒川河川敷で花火大会が開かれる日。
今夜は大いに賑わうのだろうなぁ…と思いながら、僕は、河川敷コースに向かった。
到着。
まだ日はのぼっておらず、空は薄暗かったが、ヘッドライトなしで走れるぐらいの明るさはあった。
今日は、下流方面に向かって走る。
天空には、まだ、月が煌々と輝いていた。
月齢21日目。下弦に近づいていく過程の、美しい月だ。
僕は、そんな美しい月に見とれながら、下流に向かって淡々と走り続けた。
日中、地獄のコースになるのは必至の河川敷も、夜明け前ならば、何の問題もなく、快適に走れた。
江北橋下。僕の、いつもの定点撮影地点だ。
時刻は4時半過ぎ。そろそろ夜明けの時間ということもあって、空はかなり明るくなってきていた。
いつも僕は、ここで、プランA(そのまま走り続けていく)か、プランB(引き返す)かを決断することにしているのだけれど、今日は少し迷った。
もう少し長めに走りたかったので、プランAにしたかったが、あまり先まで行ってしまうと、復路は、日差しに苦しめられるような気もしたからだ。
ということで、今日はここで引き返そうとも思ったが、ふと、あることを思いだして方針変更。
プランAでもBでもない、第三の選択肢をとることにした。
それは…。