昨日10月8日は「骨と関節の日」。
腰痛や骨粗鬆症に悩まされている僕にとっては、まさに他人事ではない記念日だった。
そして今日10月9日は「熟睡の日」。
偶然とはいえ、この連続はあまりに絶妙だ。
痛んでしまった骨を癒やすために、睡眠のチカラは不可欠だからだ。
昨日から今日へのこの流れは、まるで僕のために用意されたような気がしてならない。
と、無理矢理こじつけて書いてみようw
「熟睡の日」は、「じゅ(10)く(9)すい」という語呂合わせから、日本睡眠改善協議会が2003年に制定したらしい。
記念日あるあるの、強引なこじつけだが、それはさておき。
睡眠の大切さを見直す日ということで、まさに今の僕にぴったりの記念日と言える。
僕は長年、ひどい不眠症に悩まされてきた。
最初の寝つきはいいのに、深夜や未明に目が覚め、そのまま眠れなくなる「中途覚醒タイプ」。
いったん起きてしまうと、どうやっても眠ることができず、苦しい日々が続いたこともある。
これまで、不眠症解消のために試してきたグッズやアイテムについては、昨年のエントリーで詳しく書いた。
先月の「睡眠の日」には、睡眠改善を謳うサプリメント類についても言及。
この時点でも僕の不眠症は手強かった。
新しく取り入れた「メラトニン」に、なんとなく効果を感じてはいたものの、根本的な解決には至っていなかった。
ところが。
そんな僕の身体に、なぜか少しだけ変化が出てきた。
ここ1〜2週間ほど、中途覚醒してもすぐにまた眠ることができ、合計睡眠時間が延びてきたのである。
それでもまだ5時間台に過ぎないのだけれど、深い眠りの割合が増え、Fitbitでの睡眠スコアは、連日「非常に良い」という数値を記録。
いったいこれはなぜなんだろう。
安眠をもたらす寝具と名高いネルマットレスや、寝ホン(Anker Soundcore Sleep A20)を使った、睡眠環境の構築がようやく花開いてきたのか。
8月から飲み始めたメラトニンが効力を表してきたのか。
あるいは、最近追加した新しいサプリ、「リラーレ」が効いてきたのか。
正直、決定的な理由は見つけられないのだけれど、おそらく、それら全てが組み合わさって、ようやく「不眠症に効いてきた」と言えるのかも知れない。
これまでの記事で書いていない睡眠対策としては、入眠時の読書週間がある。
眠る前、ベッドの上で本を読むのは、僕の大事な習慣のひとつ。
元々僕は、最初の入眠には苦労しない(が、中途覚醒で苦しむ)タイプの不眠症なので、どんな本を読んでも大丈夫。
ただ、入眠前には、気楽に軽く読める本が快適なので、軽めのエッセイを読むことが多かった。
ここ1~2週間、もっぱら読んできた本は、この2冊。

僕がこよなく尊敬する筒井康隆先生が編集/監修された、眠りに関する本たちだ。
筒井康隆先生は、史上最高の作家であることは言うまでもなく、眠りの研究に関してもスペシャリスト。
眠りをテーマにした作品も多々ある。
そんな先生が編集、監修された本ということで、不眠の僕には、まさにぴったりなのだ。
「いかにして眠るか」は、古今東西の文豪たちによる、睡眠関連のエッセイを集約し、それに、筒井康隆先生が解説をつけられた珠玉の作品集。
「眠気をあやつる本」は、絵画・小説・科学・まじないなど、さまざまな素材で眠気をコントロールしようという、画期的な実用書。
どちらも本当に素晴らしくて、入眠用の本としては最適。
これらを毎晩少しづつ読み始めてから、深い眠りの割合が高くなってきたように思うので、不眠症の改善理由としては、もしかすると、この本の効果が一番大きいのかも知れない。
入眠に関するノウハウが、どちらにもたっぷり詰まっているため、入眠に苦しんでいる人にとっては、特に役立つ筈。
何と言っても、筒井康隆先生の編集/監修なので、入眠時以外に読んでも十分面白く、お薦めだ。
