この秋、僕は、Garmin ForeAthlete 745をゲットした。
これは本当に素晴らしいガジェットで、僕は、毎日肌身離さず使っている。
なんと言っても、Suicaを搭載できるのが便利だし、スマホ連動の通知機能、歩数測定、睡眠データの取得…等々、スマートウォッチとしての機能が満載。
それらによって、日常生活を充実させてくれるからだ。
ただ、ここまでならば、「Apple Watchでいいじゃん」と思う人も多いだろう。
もちろん、スマートウォッチとしての機能的には、Apple Watchの方が優れているのだと思う。
しかし、Garmin ForeAthlete 745の凄さは、スマートウオッチ的な要素にあるわけじゃない。
それはあくまで《おまけ》であり、Garminの本質は、トライアスリートに対応する本格的なGPSウオッチだということ。
僕は、バイクもスイムもやらないが、ランニングに関してだけでも、十分過ぎるほどの機能を有している。
多彩なランニングデータの測定や分析、ワークアウトの提案など、ランナーが必要としている要素を完璧に満たしている。
バッテリ性能においても、Apple Watchを大きく凌駕*1し、100Km超のウルトラマラソンにだって対応。
だから僕は、いかなる時でも、Garmin ForeAthlete 745を手放すことができないのだ。
僕の745は、それまで4年半以上使っていた920からの乗り換えになるのだが、745が何より素晴らしいと思ったのは、920にはない《心拍計を標準搭載》していることだった。
それにより、920よりも断然詳しいランニングデータをとることができるようになった。
920でも、別途ハートレートセンサーとの連携により、心拍連動のデータ測定が可能だし、僕もそれで測定していたこともあった。
しかし僕は、いちいち胸にセンサーを装着させるのが面倒だったし、走りながらそれがずれてしまうのも気になったので、いつしかやめてしまっていたのだ。
ということで…。
745を使い始めて以降、僕は心拍データを意識しながら、トレーニング効果を測定できるようになった。とても嬉しい。
何よりも注目していたのは、最大酸素摂取量(VO2 Max)の測定。
これはランナーにおいての偏差値ともいえるもので、この数値が上がれば、レースでの想定タイムも上げることができる。
僕は、以前920&ハートレートセンサーで測定していた時は、確か、50台後半の数値が出ていたと思う。
その頃僕は、(一応)サブ3.5ランナーだったから、それに伴った数値だったような気がする。
しかし、今年の10月、745で初めて測定したVO2 Max値は、51。
数年前より大きくダウンしてしまった。
加齢に伴う衰えと、怪我(座骨神経痛)の後遺症、そもそもの練習不足など、色々理由はあるのだろうけれど、僕は大きなショックを受けた。
しかも、その数日後には、50にダウン。
毎日ダラダラと無目的に走っているだけなので、当然の結果とも言えるが、僕は、Garminから叱咤激励されているようにも感じた。
その後も僕のVO2 Maxは、50と51の間を行ったり来たり。
日々の統計データが、なぜか10月下旬以降消えてしまっているのだけれど、実際は測定できていて、僕は、低いレベルで上下変動を繰り返す数値に一喜一憂していた。
ここ半月ぐらいは、ずっと51のままで落ち着いていたのだが、昨日、異変が生じた。
ランニング後に表示された、VO2 Maxの結果を見て、僕は思わず歓声を上げる。
なんと、52に上がった!
以前は、57や58を出していたこともあるので、まだまだ不満足な数値なのだけれど、でも、この秋は、50まで落ちていたことを考えると感激だ。
昨日は、いつもより少しだけ(僕なりには)頑張って走ったので、Garminが認めてくれたのかもしれない。
そして…。
僕は思った。
少し頑張っただけでVO2 Max値が上がるなら、《本気で》頑張れば、もっと、この数値を上げることができるかもしれない。
年齢的に衰えてきているとは言え、まだ、巻き返せるかもしれない。そんな夢まで抱いた。
VO2 Max値に基づく、レース予想タイム。
これによると、何とか、サブ4はクリア出来そうだ。*2
あぁ、実際のレースを走りたいなぁ…。
リアルのマラソンレースに復帰できるまで、この折れ線グラフが今後下降しないよう、できれば上昇し続けるよう、頑張っていきたい。
それが、2021年の、僕の大きな目標だ。