Garminから、ワクワクするようなガジェットが登場した。
Garmin Instinct 2だ。
Instinctシリーズは、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)準拠の耐衝撃性能と、驚異的なスタミナが売りの「タフネス」モデル。
もともと魅力的なモデルではあったのだけれど、今回は、さらにバッテリーが強化され、Suicaにも対応した。
血中酸素トラッキングや、睡眠スコアなども測定できるようになったので、スマートウォッチ的機能も進化している。
ランニング機能に特化した「ForeAthlete」シリーズと比較すると、ラン関係の測定項目は極めて少ない。
今回のモデルにおいては、心拍計を搭載し、VO2 Max (最大酸素摂取量)が算定できるようになったのは大きなポイントだが、それでもまだまだ心許ない。
しかし、それは仕方のないところ。
これは、ランナー向けのモデルではなく、登山、ハイキング、スキー、スイミング、サーフィン等々、30種類以上のマルチスポーツに対応したオールマイティーモデルだからだ。
ランニングのみならず「いつでもどこでもスポーツ大好き」人間にとって、心が動くガジェットだと思う。
僕はランニング以外のスポーツは殆どしないので、このシリーズは守備範囲外…だと思っていたのだけれど、この機能に痺れた。
Instinct 2シリーズの、Dual Powerモデルに搭載された《無限バッテリー》機能だ。
スマートウォッチモードで利用する場合、太陽光さえあれば、なんと無制限に利用可能。
GPSを利用しても、最大370時間(!)も利用できるというのだから凄まじい。
丸々2週間以上もつというのは驚異的だ。
僕は、現在使っているGarmin ForeAthlete 745を、こよなく愛しているけれど、毎日ランニングやウォーキングに利用していると、数日でバッテリ切れになってしまう。
いや、Garmin に限らない。
iPhone、iPad、Mi 11 Lite 5G、BlackBerry、Fitbit…などなど、僕が持っているガジェットは、皆、定期的な充電が必要だ。
Bluetooth ヘッドホンや、ApplePencilの互換ペンに至るまで、充電するものが溢れているので、頭が痛い。
毎日マメに確認すればいいのだろうけど、僕は基本的にズボラなので、時々、どれかの充電を忘れてしまうことがある。
そのたびごとに僕は、焦ったり落ち込んだりするので、いわば、《充電ストレス》を抱えていると言ってもいい。
しかし、このInstinct 2 Dual Powerならば、そんなストレスは、ほぼ感じなくて済む。
だから僕は、今、このモデルに心が揺れている。
スタミナを維持するため、その画面は白黒だが、タフネスさには合っていて、むしろその方が格好いい。
前述の通り、ランニング用としては心許ない機能しかないけれど、ランニング時はForeAthlete 745を使って、日常的にはこちらを使うという併用作戦もある。
Instinct 2 Dual Powerは、スマートウォッチモードで、Suicaも利用できて、しかもそのバッテリーは(太陽光さえあれば)無制限というのだから、申し分ない。
普段使いのスマートウォッチとしては最強と言えるのではなかろうか。
かなり心が揺れている。