この6月。
訪日外国人数が、3年5ヶ月ぶりに月間200万人を突破したらしい。
どうやら、コロナ禍以前の状況に戻ってきたようだ。
昨年の6月は12万430人だったとのことだから、なんと前年比17.2倍!だ。
コロナの位置づけが5類に変わったことや、入国規制の大幅な緩和政策が功を奏したと言えるだろう。
体感的にも、外国人が多くなっているなぁと思うことが多い。
街歩き…特に東京の繁華街などを歩いていると、本当に外国人の姿が目立つ。
今の東京は地獄の暑さだから、観光するには結構厳しいとは思うのだけれど、その暑さを差し引いても尚、外国人にとっては天国じゃないかと思う。
治安がいいし、交通網も充実。そして何より、飲食費が安い!
観光客にとって、これは非常に重要な要素だ。
今、日本では何もかも物価が上がっているから、日本人目線で考えると「どこが安いんだよ!」と思われるかも知れない。
しかし、外国との相対的比較でいうと、日本の飲食費はとにかく激安なのである。
去年僕は、ニューヨークシティマラソン出走のため、米国に遠征したが、その時のエントリーでこんなことを書いている。
デリで一番安そうなツナサンドを注文したら、11ドル(1,650円)もかかったw
ペットボトル200mlの水が400円、アイスクリームが500円、チョコレート1箱1,000円…。
タイムズスクエア周辺は超繁華街だから、観光地価格になっているというせいもあるだろうが、例えば、新宿や渋谷と比較しても、圧倒的に高い。
だから逆に、外国人目線で考えると日本の飲食費はとにかく激安、と言える。
もちろん、日本においても飲食店はピンからキリまであり、高い店はそれなりに高いのだけれど、「安く済ませようと思えば、いくらでも安く食べられる」というのが大きな魅力。
朝限定とはいえ、これで税込290円なんてあり得ない!*1
まぁ、松屋のモーニングは日本基準で考えても激安と言えるけれど、ワンコインでも、それなりに食事ができる場所は、いくらでもある。
交通費や宿泊費は、決して激安とは言えないが、少なくとも欧米よりはお得。
しかも今は空前の円安だから、その点も、外国人にとっては追い風だ。
そう考えると、訪日外国人数はまだまだ伸びるのではないかと思う。
*1:欧米などでは、玉子を生で食べる習慣がないようだから、これは注文しにくいかもしれないけれど…。