僕が若かった頃、昭和の時代。
「地球の歩き方」シリーズと言えば、個人旅行者の定番ガイドブックだった。
定番の観光スポットを中心とする、従来の堅実なガイドブックとは一線を画し、バックパッカー情報などによる、お得情報が詰め込まれていた。
時に、真偽不明の怪しい情報も含まれていたが、それも含めて、ワイルドな(?)魅力を有したシリーズだった。
ただ、インターネットの普及や旅行目的の多様化などに伴い、そんな編集方針が揺らぎ始め、さらには、コロナ禍突入による個人旅行者の激減で、発刊危機に。
発行元も、ダイヤモンド・ビッグ社から学研グループに変わった。
《身売り》されてしまったのだ。
しかし、結果的にはこれが大成功。
2020年7月。
従来の国別ガイドブックとは全く異なる《ガイドブック - 旅の図鑑》シリーズを発刊。
この切り口が大当たりすることになったのだ。
この本を、最初に書店で見た時は感激した。
全世界にわたる、各国版の「地球の歩き方」ガイドブック発行で積み上げられてきた『資産』を見事に再活用していると思ったからだ。
その後、このシリーズはどんどんマニアックな方向性に舵をとり、さまざまな切り口の図鑑を発刊。
今年は、こんな本まで刊行している。
1冊まるごと墓だけの図鑑!
いやぁ、マニアックだなぁ。
こんな感じで、ワンテーマ1冊の切り口の本を刊行し続け、その数は、今や30冊にも及んでいる。
僕は、そのどれもこれもが欲しくなったが、なかなか手を出しにくかった。
何しろ、1冊まるごと、マニアックな世界旅行図鑑になっているので、その価格は1、600円~1,700円程度する。
現状、緊縮財政下に陥っている僕には、結構厳しい。
もちろん、それぞれ、値段分の価値がある図鑑だとは思っているが、マニアックな内容だけに、いざ購入して「思ってたんと違う!」というような内容になっている可能性も否めないからだ。
書店でいろいろ立ち読みをした後、いくつか買ってみるか…などと考えていたが、その機会も作れず、購入を手控えていた。
しかし、神は僕を見捨てなかった。(大袈裟だっての)
僕は、Kindle Unlimitedを利用しており、地球の歩き方Wシリーズにも、その対象本が含まれていたからである。
まずは、これらを一通り読むことで、世界旅行気分を味わうことが出来そうだ。
ということで、現状、Kindle Unlimited対象になっている本を全てダウンロードしてみた。
シリーズ第1巻で、ベストセラーとなった「世界244の国と地域」は、読み放題の対象本に含まれていた。感激。
「世界のすごい墓」は、残念ながら(?)対象外だったが、「世界のすごい巨像」とか、「聖地&パワースポット」などのマニアック本は対象となっていた。
そのどれもが、綺麗な写真と豊富な豆知識が満載で、世界旅行気分が味わえる。
「世界の地元メシ図鑑」という本には…。
わかってるじゃないか!w
Kindle Unlimitedでは、同時に20冊まで、かつ6台までダウンロードできるため、さまざまなデバイスで楽しむことができる。
家ではゆったりiPad Proで楽しみ、通勤途中ではiPhone SEで眺めるなんて使い方が可能。
だから僕は、いつでもどこでも世界旅行気分が味わえる訳だ。最高。
今は《超円安》の時代だから、いざ、海外に出かけると、何もかもが高く感じてしまうだろう。
去年、NYシティマラソン出走のために渡米したら、ペットボトル200mlの水が400円もして、目眩がしたことを思い出す。
しかし、眺めるだけならそんな心配はない。
今、僕は骨折をしていて、まともに動くこともできないので、じっと我慢の時期。
このシリーズで脳内世界旅行をしつつ、復活の時に備えだい。
10/14からのamazon prime感謝祭に先駆けたキャンペーンとして、 primeの会員でKindle Unlimited未加入の人は、最初の3ヶ月99円で読み放題(!)と、大盤振る舞い状態になっている。
また、そうでなくても、30日間無料体験というコースも用意されており、オススメだ。
是非とも気軽に、世界旅行気分を味わってみて欲しい。