最初にそのニュースを聞いた時は、「まさか」と思った。
しかしそれは、紛れもない事実だった。
東急ハンズ池袋店と言えば、池袋サンシャイン通りの《顔》とも言うべき存在だったので、やっぱりショックだ。
記事にある閉店理由を読むと、尚更衝撃が募る。
同社は新型コロナウイルス収束を見据えた既存店舗の収益改善を急いでいる。池袋店は老朽化が進んでおり、改装などをしても十分な費用対効果を得られないと判断した。
あぁ、コロナさえなければなぁ…と思わずにいられない。
東急ハンズと言えば、「どこに売っているのかよくわからないような商品」を扱っているのが大きなポイントで、とりあえず、ハンズに行ってみればなんとかなる、ということが多かった。
店員の知識も豊富だし、フロア作りにも工夫があった。
とにかく、見て眺めているだけでも楽しいし、発見がある店。それが東急ハンズだった。
しかし、インターネットの普及に伴い、東急ハンズが取り扱うような商品については、Webでも検索、購入することが容易になった。
それに加えて、コロナ禍による外出自粛の波…。
「わざわざハンズに行かなくても、ネットで買えばいい」という人が増えてきたのだろう。
もちろん、東急ハンズにもWebストアはあるが、店舗の魅力を増強するという位置づけには繋がらなかったようだ。
これも時代の流れ…ということなのかもしれないが、やっぱりちょっと寂しい。
昨日、3月20日の東急ハンズ池袋店。
緊急事態宣言中であるにも関わらず、店頭は人波でごった返していたけれど…。