先週末。
僕は、這々の体で、河川敷のラン&ウォークを終えた。
フィニッシュ地点は、新荒川大橋の出入口。
この看板が立っている場所だ。
河川敷への入口であるとともに、赤羽へ向かうゲートウェイでもある。
ここから赤羽駅までは約1km。
ロングランのクールダウンにはちょうどいい距離と言えるが、それに加えて、大きな魅力がある。
赤羽駅周辺は、都心でも有数の《飲んべえ》エリアとなっており、昼間から大いに賑わっている。
だから、アフターランの疲れを癒やすにも、もってこいの街なのだ。
僕は全く《飲んべえ》ではなく、むしろ飲めない方なのだけれど、アフターランで餃子を食べるなら、ビールは絶対に欠かせない。
ということで、気軽に餃ビーできそうな町中華を物色していたところ…裏通りでこの店を発見した。
店の名は「大陸」
かなり年期が入った店構えで、魅力的。
ちょっと調べてみると、1969年創業の老舗だった。
僕はこれまで見逃していたが、マスメディアにも多く取り上げられているようで、それならばきっと間違いないだろう。
店頭に貼ってあったメニューを眺めてみる。
マスコミや口コミでの人気メニューは、なんと言っても「支那そば」(650円)で、それに半チャーハンなどをつけたセットが、非常にお得。
もちろんそれにも惹かれたが、セットメニューに餃子がない!のが、僕にとっては痛い。
どんな店に入っても、僕は、餃子が最優先だからだ。
餃子は単品メニューとして存在しており、おすすめマークもついている。
「手打ち」と銘打っていることもあり、自慢料理のひとつなのだろう。
550円という価格は、セットメニューのお得感に比べると微妙だが、「手打ち」であれば妥当なのかもしれない。
ということで納得し、僕は「大陸」への「上陸」を決めた。
店内は、かなり賑わっていた。
壁には、TV番組や、タレントたちの色紙がずらり。
町中華で飲ろうぜのポスターもあった。
タマちゃんは、隣の美尻カレンダーに歓喜しながら飲んでるみたいだw
テーブルの上に置いてあったメニューを眺めてみる。
自慢の支那そば(650円)に、+130円で、半チャーハンがついて780円。やっぱりお得だ。
それだけに、誰も彼もがこのセットメニューを注文している。
ただ、僕は餃ビーが最優先で、それにこのセットをプラスできるほど、胃のキャパシティがない。
ということで、ぐっとこらえて単品メニューを見る。
おつまみメニューは、実に豊富。
店頭では見かけなかったものも多数あった。
流石赤羽の老舗。飲んべえの聖地で50年以上続いているのはダテじゃない。
ということで、僕は、もちろん手打ち餃子と…それが出てくるまでの繋ぎとして、すぐに出てきそうなネギメンマ(これもおすすめ料理)を選択。ビールと一緒に注文した。
ネギメンマは、予想通りすぐに登場。
こんなん、ビールに合うに決まってるじゃないか!
昼から呑むビールって、どうしてこんなに美味しいんだろう。
しかもこの日は、25kmのラン&ウォーク後。
身体はすっかり乾ききっていたので、五臓六腑に染み渡る。最高だ。
僕は、絶妙の味つけだったネギメンマに舌鼓を打ちながら、ビールに酔いしれ、主役の登場を待った。
10分ぐらい経った頃だろうか…。
餃子がやってきた!
想像していたよりも、ちょっと小ぶり。
手作りであることは間違いないフォルムなのだけれど、焼き方にちょっとムラがあるのが、個人的には気になった。
野菜の食感を残したザクザク餡で、生姜が効いているのがポイント。
皮は流石に手作りと言った感じのもちもち感がある。悪くない…が、個人的には、550円という価格がちょっとひっかかる。
これとビール(中瓶)で1,100円になってしまうから、餃ビーコストとしては微妙。
セットメニューがあまりにもお得なだけに、どうしてもそれと比べてしまうのだ。
ただ、店の雰囲気はよかったし、支那そばはやっぱり食べておきたいから、機会があれば、再訪したいと思う。