今日、2月20日は旅券の日。
いつもの如く、アレクサに「おはよう」と挨拶したら、彼女は、航空機の写真を表示しながら、そう教えてくれた。
おはようございます。今日はパスポート、つまり「旅券の日」です。
1878年の今日、海外渡航の規則が定められ、初めて旅券という言葉が使われたことに由来します。
世間には、日々さまざまな記念日が溢れており、語呂合わせやこじつけのものも多い(まぁ、それが面白いんだけど)が、この記念日は格が違う。
日本政府のお墨付き。外務省が制定した記念日だからだ。
この記念日ができた(海外渡航の規則が定められた)のは、1878年。明治11年のこと。
日本は、その20年前ぐらいまで、200年以上にも及ぶ鎖国を実施。海外諸国との交流を絶っていた。
そう考えると、この記念日は、明治維新におけるひとつの大きな収穫と言っていい。
それから約150年近く経った今、日本のパスポートは、世界最強となった。
日本のパスポートを所持していれば、世界227カ国・地域のうち、194をビザなしで訪れることが可能。まさに世界最強だ。
しかし今…。
そんな最強パスポートが泣いている。
あまりにも酷い円安で、海外旅行は受難となっているからだ。
コロナ禍前の2019年。$1は、110円程度だったが、今やそれが150円超。
世界各国はインフレになっているため、尚更割高感が強い。
一昨年の11月。
僕はNYCマラソン出走の為に渡米したが、その時、あまりの物価の高さ(と円安の酷さ)で、大きな衝撃を受けた。
デリで一番安そうなツナサンドを注文したら、11ドル(1,650円)もかかったw
ペットボトル200mlの水が400円、アイスクリームが500円、チョコレート1箱1,000円…。
今も、その状況は殆ど変わっていない。
そりゃぁ、海外旅行客が減るわけだよなぁ…。
日本の観光地は、円安バブルに伴って、どこもかしこも海外からの観光客で溢れているというのに…。
なんだかちょっと理不尽だ。