今朝。というか今日の未明。
目覚めた僕は、いつものように、Garminの画面をタップした。
モーニングレポートの内容を確認するためだ。
Garmin 「Forerunner 955」以降に搭載されたモーニングレポート機能は、僕のお気に入り。
オープニング画面をタップしてスライドさせることで、睡眠状況の分析を始め、その日のさまざまなステータスを案内してくれる。
僕は、これを確認しないと、1日が始まったような気がしないほど。
だから今日も、いつものように画面をタップして、内容を確認しようとしたのだけれど…ダメだった。
タッチパネルが全く反応しなくなってしまっていたのだ。
この機能に限らない。他の設定画面などでも、全くタッチパネルは無反応。
電源を何回再起動させてみてもダメ。
僕は大いに焦って、ネットで色々と検索してみた。
すると、同様の事例がいくつもあり、修理が必要だという報告もあった。
僕がForerunner 955を購入したのは、去年の6月だから、とっくに保証期間は切れている。最悪だ。
ただ、修理を依頼する前に、「マスターリセット」をかける手はあるようで、僕は最後の望みをそれに託すことにした。
Garmin Forerunner 955のマスターリセット方法は、公式Webサイトに掲載されているが、今後の為に、ここにも書き残しておこう。
1.電源を切ります
2.左上ボタン(LIGHT)、右上ボタン(START・STOP)、右下ボタン(BACK)全てを押したまま電源オン
3.最初のピー音がしたら左上ボタン(LIGHT)と右上ボタン(START・STOP)だけ離す
4.2回目のピー音がしたら右下ボタン(BACK)を離す
この作業自体は、実に簡単。
1分もかからず、あっけなくリセットは完了した。
リセット後、何ごともなかったように、タッチパネルは復旧した。
万歳だ!
…というわけにはいかなかった。
僕のGarmin Forerunner 955は、全ての設定をやり直す羽目になったからだ。
苦労してカスタマイズしたウォッチフェイスや、トレーニングメニューの設定も、全ておじゃん。(死語か?)
そもそも「マスターリセット」をしているのだから、そんなことは当たり前。
リセットする前には、十分に考えて、心の準備をしておくべきだった。
しかし僕は、タッチパネルの無反応に心をとられて、衝動的にそれを行ってしまったのだ。バカとしか言えない。
おまけに、iPhoneのGarminアプリとの連動も、なぜかうまくいかなかった。
何度設定しようとしても、「デバイスが見つかりません」となってしまうのだ。
本体だけ使えるようになったとしても、アプリと連動できなくては、全く意味がない。
僕は大いに焦った。タッチパネル無反応どころの騒ぎじゃないからだ。
いったい何回トライしたろう。
Bluetoothの設定などを確認し、試行錯誤した挙げ句、ようやく接続できるまでには、1時間近くもかかってしまった。
その後も、ウォッチフェイスの設定やら、Suicaの復旧やら、トレーニングメニューのカスタマイズなどを行っているうちに、時間はどんどん過ぎていく。
いつの間にやら、2時間経過。
未明に起きてから、ひとりでいったい何をやっているんだ状態。僕は何だか切なくなってきた。
ただでさえ眠れなくて苦しんでいるというのに、すっかり目が覚めてしまったではないか。どうしてくれる。
今から考えれば、安直に「マスターリセット」を行うべきじゃなかった。
たとえタッチパネルが反応しなくても、ボタンは正常に動作していたのだから、それで代替はできた。
時間に余裕がとれる週末まで、じっくり対策を検討してみて、それでもダメだったら、マスターリセットすればよかっただけの話。
しかし僕は、一瞬の判断で、《最終手段》をとってしまったのである。
バカとしか言えない。