Garmin Forerunnerシリーズの型番900番台モデルは、至高の存在。
ランナー向けウォッチとして、最強のスペックを誇る、Garmin社渾身のフラッグシップだ。
その最新モデルGarmin Forerunner 965は、同シリーズ初の、実に美しいAMOLED(有機EL)ディスプレイを採用した。
965の公式の紹介動画を見ると、美しさと高機能を兼ね備えており、惚れ惚れしてしまう。
まだ正式な発売日は決定していないが、その発売を待ち侘びている人は多いだろう。
ただ僕は、昨年6月に発売された955を購入していたため、「なぜまだ1年も経ってないのに、最新モデルが出るんだ!」という思いを抱き、どうにも釈然としなかった。
しかし…。
先週ガーミンストア銀座に赴いて、「965は955の後継機じゃなくて、むしろライバル」だということがわかって、一安心。
外観を無視し、その機能だけに着目すると、965と955に違いはない。
965は、実に美しいディスプレイを装備したが、その代わり、スタミナが落ちた。
もちろん、他シリーズより断然スタミナはあるのだけれど、955との比較でみると、大幅なスペックダウン。
GPSを使わない「スマートウォッチモード」だけは、(なぜか)955よりバッテリがもつのだが、ランニングウオッチとして使う場合は、圧倒的な差が生じる。
「GPSモード+光学心拍計」での利用時間比較は衝撃的。
【965】約31時間
【955】約42時間(+ソーラー充電で7時間)
なんと、955の方が11時間も多くスタミナを有しており、かつ、ソーラー充電モデル(965にはない)ならば、さらにその差が大きく広がるのだ。
レース時などに使いたい「マルチGNSSマルチバンドモード」でも、955の方が優秀。
【965】約19時間
【955】約20時間(+ソーラー充電で2時間)
「19時間も使えれば965でいいじゃん」と思う人は965を選べばいいし、「スタミナは多ければ多いほどいい」と思う人は955を選べばいい。
いや。
もうひとつ大きな違いがある。
965は、ディスプレイの輝きが強すぎるため、直射日光下での視認性は955の方が高いのだ。
そう考えると、ガチランナーであれば、955の方を選ぶ価値は十分にあると思う。
だからこそ、965が発売になってもソーラー充電付きの955は併売され、価格も、965と同一(84,800円)になっているのだろう。
一方、ソーラー充電を搭載していなかった無印955は、生産終了になってしまった。
ソーラー充電がない分、標準価格が1万円安く(74,800円)、それでも尚、965よりバッテリがもつので、美麗ディスプレイにこだわりがないなら、現状、一番お買い得なモデルと言える。
そんな無印955が、現在、amazonで超絶的に安くゲット可能。
販売価格74,800円の16%オフで、市場最安値。
965標準価格との比較で言えば、約25%オフ。2万円以上も安いのだからとにかく圧倒的にお得だ。
前述の通り、965との機能差はなく、ディスプレイの違いだけでこんなに安くなるなら、絶好の狙い目。
既に生産終了が決まっている商品で、在庫がなくなったら入手困難になると思われるため、もしも気になる人は、早めのゲットがオススメ。