【前回のあらすじ】
東京マラソンEXPOで、ガーミンブースをスルーしてしまった僕は、Garmin Forerunner 965の実機に触れることができなかった。
その後僕は、965が発表されていたことを知り、エントリーを書いたものの、大きな勘違いをしていたと思われることが判明。
その検証をするため、ガーミン直営ショップである「ガーミン銀座」に出かけると、まだ発売前となっている、965の実機を見せてもらうことができた。
僕は、AMOLED(有機EL)ディスプレイの美しさに痺れたものの…「955を去年買ったばかりで、買い換えるのは難しい。」と店員さんにぼやいたところ、意外な回答が返ってきた。
Garmin Forerunner 965の、美しいAMOLEDディスプレイに痺れ、大きく心が揺らいだ僕に対して…。
ガーミン銀座の店員さんは、冷静にこう言い放った。
955を持っているなら、買い換える必要は全くないですよ。むしろ、955の方がいいと言って、今(955を)買っていく方もいらっしゃいます。
店員さんの話はまだ続く。
965の液晶は、こういった屋内ではとても綺麗なんですけど…。直射日光の下では見えにくくなります。なので、本格的なランナーの方には、955の方が好まれるみたいです。
なるほど。
僕は全く本格的なランナーなんかじゃなく、腰痛持ちのなんちゃって餃子ランナーなのだけれど、行きがかり上、ガチランナーのふりをしながら、店員さんにこう尋ねた。
「じゃぁ、なんで955が出てから、まだ1年も経っていないのに、これが出たんですか?」
すると店員さんは、淀みなくこう答えた。
スマートウォッチとしては、綺麗なディスプレイが好まれますので…。
要するに、ガーミンのスマートウォッチ機能と競合する他社のガジェットへの対抗策、と言った理由があるようだ。
僕は、店員さんが非常に丁寧に回答してくれることに甘え、さらに質問を重ねた。
「なんで965はソーラー充電モデルがないんですか?」
そう。
僕は、このことを確認したくて、ここを訪れたのだ。
店員さんは、僕が想定していた通りの回答をしてくれた。
955はスタミナ重視のモデルで、965と併売します。
965は、ディスプレイがAMOLED(有機EL)の分、バッテリーを消耗しますので、その点も、955が好まれる理由になります。
955は、もともと、無印モデルとソーラー充電搭載のデュアルモデルの2種で展開されていたが、無印モデルは生産終了。
「955=デュアルモデル=超スタミナモデル」という位置づけに変わるということも教えてもらった。
以前のエントリーにおける僕の勘違いは、これで完全に解消された。
僕は、デュアルモデルが売れなかったから、965には装備されなかったと思ってしまったのだが、それは大きな誤解。
955はスタミナ抜群のデュアルモデルに売れ行きが集中し、無印モデルが売れなかったので、無印モデルのテコ入れ(?)で965が誕生したのである。
コメント欄で教えていただくまで、全く気がつかなかったのだけれど、検証、修正できてよかった。
965は、955と全く同じ機能を有しながら、スタミナではなく、美しさにフォーカスした、バリエーションモデル。
いわばライバル関係だったのだ。
Garminの最新カタログでは、955の無印は消滅。同価格で965と955が並んでいる。
どう見てもライバルだ。
965などという名前がついているせいで、955の後継機のように思えてしまうが、実際は、「955A」(Aは、AMOLEDディスプレイの頭文字)というネーミングの方がわかりやすかったのではないか。
これを機に、DualPowerモデルは、「955D」に変更すれば、もっとわかりやすいかもしれない。
「955A」と「955D」…
なんか、auとdocomoの関係みたいだけどw