時は11月23日に遡る。
amazonブラックフライデーが始まる前の話。(だからなんなんだw)
僕は、冷たい雨が降りしきる中、東京有楽町の国際フォーラムを訪れた。
渡辺真知子さんの45周年記念コンサートに参加するためだ。
僕がコンサートに行くのは、本当に久しぶりのこと。
2016年に行った、中島みゆきさんのコンサート「一会」以来、6年ぶり。
そう言えば、その時の会場も、この東京国際フォーラムだったことを思い出す。
最近は、すっかり出不精になっている上、コロナ禍も重なったため、コンサートに参加する意欲も機会も薄れていた。
しかし…。
みゆきさんの夜会VOL.20「リトル・トーキョー」を(Blu-rayで)見て以来、その準主役を演じていた真知子さんに痺れて、ライブに参加してみたくなった。
もともと、子供の頃は真知子さんの大ファンだったので、そのファン熱が再燃したといったところ。
今年に入って、コロナ禍がようやく落ち着き、しかも真知子さんのデビュー45周年ということもあり、僕は、「このチャンスを逃すまい!」と決めて、コンサートのチケットをゲットした。
最近また感染者が増加傾向で、第8波到来?に向けての不穏な動きが出てきているから、その前に滑り込めてよかった。
この日、僕は開場時間と同時ぐらいに着いたのだけれど、既に長蛇の列。
いやぁ、年齢層が高い高い。
僕と同じか、それ以上の方々ばかりなので、ちょっと驚いた。
真知子さんの代表曲である「かもめが翔んだ日」が発売になったのは1978年なので、今から44年前(!)のこと。
デビュー曲の「迷い道」も大ヒットしたから、それ以来のファン(僕もだけど)が中心層となれば、自然と年齢層も高くなるわなぁ…。
デビュー45周年を祝う花束の数々。
TV番組などで、真知子さんと競演していた、コシノジュンコさんや八代亜紀さんの花束が目立っていたが、個人的に最も注目したのは、やっぱり…。
みゆきさんからの赤いバラだった。
夜会 「リトル・トーキョー」での競演は、本当に最高だったからなぁ。
このバラをずっと見ていたら、僕は、思わず胸が熱くなってしまった。
真知子さんは、45周年記念シングルとして、今年、夜会のテーマ曲でもある「二雙の舟」をリリース。
カップリングの「カナリア」も、夜会「リトル・トーキョー」で真知子さんが歌った歌。
これはまさに、歌姫2人よる無敵のタッグなのだ。
コンサート会場でも、それはしっかり発売されていた。
僕は既に持っていたのだけれど、直筆サイン色紙が欲しくて購入(^^;
僕の座席は2F席。
でも、真っ正面だったし、そんなに距離も感じなかったので、良い席だったと思う。
コンサートの内容については、ただひとこと。
圧巻
というしかない。
もともと真知子さんは、歌が上手くて抜群の声量があることはわかっていたけれど、デビュー45周年を迎えても、衰えは見られなかった。
コンサート後は、セットリストが配られたので、以下にそれを掲載させていただこう。(これからのツアーで鑑賞予定の方はスルー推奨)
曲数はちょっと控えめな感じもしたが、でも、1曲1曲が非常に濃かったので、充実した内容だったと思う。
「ブルー」「迷い道」「かもめが翔んだ日」「唇よ、熱く君を語れ」などの大ヒット曲も、シングルバージョンとは全く異なるアレンジがなされていて新鮮。
また、「カナリア」「二雙の舟」の前には、夜会「リトル・トーキョー」出演に関するエピソードもたっぷり披露していただき、とても興味深かった。
終わってみれば、あっという間の、夢のような2時間だった。
来年の10月1日も、また、この東京国際フォーラムでのコンサートが確定しているようだから、また参加しようかなぁと思っている。