餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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灼熱の世田谷区二子玉川で鮎涼ラーメンと水ギョーザ

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灼熱の昼下がり。

僕は、東急線の二子玉川駅に降り立った。

駅前もカンカン照り。

僕は、基本的にあまり汗をかかない体質なのだけれど、そんな僕でもかなり暑さを感じた。

この日僕が目指していたのは、「鮎ラーメン」という店が開いた「喜喜」という餃子専門店。

鮎に見立てて包んだという皮が印象的だったし、とても美味しそうだ。

口コミでの評判も良かったので、大いに期待して、僕はその店に向かった。

道すがら、「鮎ラーメン」と思われる店を発見。

食べログ上の情報では、その数軒隣に餃子専門店「喜喜」があるということだったのだが…見つからなかった。

地図上で示された位置には、看板もなく、シャッターが下りている店があったので、閉店してしまったのだろうか?…と思い、僕は大きく落胆した。

愕然とした思いを抱えて、鮎ラーメンのところに引き返してみると…。

店頭にある自販機で、餃子を発見。

近くに寄って確認してみる。

「冷凍喜喜餃子」が売られている!

専門店としての別店舗営業は終了したが、「鮎ラーメン」の店舗で統合して取り扱うことにしたのだろうか。

自販機の横に、餃子のランチメニューみたいな看板があったことで、僕はそれを確信。

この日は土曜日だったため、ランチメニューはないのかもしれないが、餃子はある筈。

…ということで僕は、やおら入店することにした。

店内は、カウンター数席に2名テーブル2つというコンパクトな造り。

僕は、カウンターの隅に座る。

鮎の専門店らしく、壁には鮎の絵が掲げられていた。

そしてその下にはメニューの表示。

ん?喜喜餃子がないぞ。

他にメニューはないのか?と思って見回すと、手書きのおすすめメニューもあった。

そこには、水ギョーザこそあったものの、喜喜餃子はない。

そのため店員さんに確認してみると、衝撃の回答が返ってきた。

「餃子の店内飲食は、もうやってないんです」とのこと。

なんてことだ…。

僕はすっかり餃子とビールの口になって、この店に飛び込んだので、唖然呆然。

店内にいた常連っぽいひとたちは、皆、鮎涼ラーメンと思われるモノを食べていたが、僕は、それほど鮎が好きなわけじゃないので大いに迷った。

鮎涼ラーメンは、なんと1、500円もしたからだ。

それほど好きじゃないものに、1,500円も払えない。

水餃子とビールでお茶を濁すか、あるいは焼餃子がないなら…ということで退店するか…。

ただ、既におしぼりと水を出されてしまっていたし、僕の横に立っていた女性店員さんが、「鮎涼ラーメン」の説明までし始めたので、もう、後には引けなかった。

店員さん曰く、「鮎涼ラーメン」は単品ではなく、セットメニューになっているとのこと。

どうやら、鮎入りのご飯やら漬物も一緒についてくるらしい。

…ならば1,500円でも仕方ないか、と僕は覚悟してそれを注文。

合わせて、サイドメニューの「水ギョーザ」を頼んだ。

待つこと10分程度で…。

鮎涼ラーメンと水餃子が合わせて出てきた。

テーブル上にある「山椒」と「ゴマ」を、麺に直接振りかけると風味が増すということだった。

僕はどちらの薬味も大好きなので、大量にかけてみる。

店員さん曰く、鮎は全て骨とりしてあるとのことで、一尾まるごと食べられるようだ。

僕が以前食べた鮎は、川魚特有の臭みが感じられて、だからちょっと苦手だったのだけれど、この鮎には全くそんなことはなかった。

頭から尻尾まで、実に美味しく、鮎ってこんなに美味しかったのかと!驚いてしまったほど。

流石、鮎専門店の看板はダテじゃない。

麺は竹の筒に入った「鮎の煮こごりツユ」につけて食べる。

その脇には、「鮎節で仕上げた特製鮎出汁」も添えられており、にこごりが減っても大丈夫。

ツユにも出汁にも、鮎へのこだわりが詰まっているのだ。

早速食べてみると、鮎「涼」ラーメンの名前はダテじゃなく、爽やかな気分になった。

弾力があって喉ごしの良い麺と、冷たくて味わい深いツユのタッグが絶妙。

灼熱で火照った身体を癒やしてくれた。

脇に添えられていた「赤カブ」もちょっとした箸休めになっていい感じ。

「鮎100%のふりかけ」が入った混ぜご飯も良かった。

そのままでも味わい深かったが、鮎の煮こごりツユや出汁をかけて食べると、「冷やし鮎丼」みたいな感じで楽しめた。

この店は、徹底した鮎三昧になっているのだ。

そして。

水ギョーザもなかなか良かった。

「鮎」の形を模した皮の包み方は、やっぱり独特で素敵だ。

2個で450円もするため、コスパ的には微妙な気もするけれど、手作り感はしっかりあった。

具は、ぎゅっとたっぷり詰まっている。タマネギの風味が利いていて、甘く美味しい水餃子だった。

念のために店員さんに確認したところ、「具に鮎は含まれていません」とのことだった(^^;

焼餃子が食べられなかったのは残念だったけれど、美味しい鮎とさっぱり涼しいつけ麺は、灼熱の日にはぴったりのランチだった。

僕は普段、滅多に麺類を食べないのだけれど、灼熱の日には、こういった冷たい麺も、なかなかいいかもしれない。


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