時は8月24日、北海道マラソンの前日に遡る。
ランナー受付を終えた僕は、EXPOをスルーして、予約しておいた餃子店でランチを摂った。
この店は、札幌に向かう前にゲットしていた「HO」に掲載されていたものだ。
「HO」は、北海道在住の人なら(たぶん)誰でも知ってる北海道随一の情報誌。
伝統ある雑誌だけに、その内容は非常に濃厚なものだったが、いざ札幌滞在時の餃子店を探してみると、なかなか厳しかった。
餃子特集に掲載されている店は、道内全域を対象としているから、札幌だけに絞ると、それほど数は多くない。
しかも、6年前に発行されたものなので、最新情報を確認してみると、閉店になっている店も幾つかあった。
それでもいくつかピックアップはしたものの、時間帯が合わなかったり(ランチ営業なし、日曜営業なし、など)して、僕は、札幌滞在時の餃子食べ歩き計画を固められずにいた。
ランチに行った店はなかなか良かったし、夜に行く店も「HO」で選んでいたが、レース日の夜と、帰京日のランチ餃子店が決まらず、僕は思案に暮れる。
そんなことを考えながら、ランチ後、いったんホテルに戻る途中、ふと立ち寄ったコンビニで、僕はこの雑誌を発見した。
「O.tone」だ。
僕は割と雑誌の情報に明るい方なのだけれど、こんな名前の雑誌は、これまで見たことがなかった。
それもその筈、これは札幌のタウン誌だったのである。
僕は、その内容をパラパラと見て、即購入を決断。
なんとも美しい餃子たちと、魅力的な記事内容。
まさに、「こんな雑誌を探していた!」というもので、僕は思わず痺れてしまった。
それもその筈、この雑誌のコンセプトは次のようなものだったのだ。
札幌に住むおやぢ世代(40~60代)からの情報を元に構成される、ディープな札幌の楽しみ方を紹介する情報誌「O.tone」
札幌に住むおやぢ世代からの情報!
ディープな札幌の楽しみ方を紹介!
そんなコンセプトで作られている雑誌の餃子特集。
しかも、この雑誌は8/15に発売になったばかりで、なんと、7月にオープンしたばかりの新店まで掲載されていた。
まさに、おやぢ向け最新最強の餃子特集だったのである。
そりゃぁ、痺れるに決まっているではないか。
この雑誌に出会えたおかげで、今回の札幌餃子店巡りは、最高に充実したものとなった。
その内容については、書きたいことが沢山あるので、これから追々ご紹介させていただくことにしたい。