TCG、とは、テアトルシネマグループの略称。
だから、「TCGメンバー」は、そのメンバーという意味になる。テアトルシネマ…と言ってもピンと来ない映画ファンもいると思うのだけれど、それにはわけがある。
系列映画館の名前は、「ヒューマントラスト」だったり「シネ・リーブル」だったりして、テアトルという名前がつかないものが多いからだ。
グループのスケールとしては、首都圏地区6館、関西地区3館の全9館しかないので、全国的に展開しているTOHOシネマズやイオンシネマなどに遙かに及ばない。
だから、誰にでもオススメというわけではないが、逆に、条件さえ合えば、他のどんな映画館チェーンよりも得なのではないかと思っている。
ということで、今回は、その「条件」と「入会メリット」をご紹介させていただこう。
まずは、入会メリット。
いつでも映画が1,300円。火曜・金曜は1,000円!
会員資格を得れば、いつでも映画が1,300円*1で見られるというのは大きなメリット。
しかも、1,000円で見られる日が週に2回もあり、特に、金曜が1,000円というのはポイントが高い。週末を控えているので、遅い時間の映画でも、ゆったり見られると思うからだ。
1年間有効で、年会費は1,000円かかってしまうが、入会時に「1,000円で鑑賞できる特別優待券」というものをもらえるため、それを、入会当日の映画鑑賞時に使えば、殆ど元が取れる計算*2だ。
後述するけれど、入会手続きは「超カンタン」なので、どうしても見たい映画が上映されているときに合わせて入会手続きを行い、そのまま映画を見る、というのがスムーズだと思う。
首都圏、関西地区13館で利用可能!
テアトルシネマグループは、全9館であると前述したが、TGCメンバーズクラブカードは、その他に、4館で利用できる。
テアトルシネマグループでは、都内5館(有楽町、渋谷、新宿、池袋、大森)、埼玉1館(新所沢)、大阪梅田2館、神戸1館。
それに加えて、
角川シネマ2館。(新宿、有楽町)
シネマート2館(新宿、心斎橋)。※2016年12月1日から新加盟。
…ということで、地区はかなり偏っているのだけれど、逆に言えば、これらの地区近辺でロードショーを見ている人には超オススメだ。
入会手続きは超カンタン!細かい個人情報の記入なども不要!
こういったメンバーカードを作るとき、いろんな個人情報を書かされたりすることが面倒な場合が多い。
しかし、このTCGメンバー入会は実に簡単だ。劇場窓口で、入会したい旨を告げると、カードを渡されるので、それに名前を記入すれば、即、完了。
映画鑑賞時にそのカードを提示すれば、割引料金での鑑賞が可能になる。
いちいち、メンバー登録書類を書いたりする必要がないのは、実に簡単で、個人情報保護の面からも安心だ。
オンラインで、会員価格での座席予約が可能。
そんな簡単登録であるにも関わらず、オンラインで、会員価格での事前座席予約も可能。素晴らしい。なぜそれができるかというと…。
チケットの発行は、当日、映画館内の端末で行うのだけれど、劇場入口でそのチケットを提示するとき、一緒にカードも見せて、会員認証を行う仕組みになっているからだ。
いやぁ、よく考えられている*3。
…と。
ここまででも、かなりメリットの多いカードだと思うのだけれど、今回、僕がお得だと訴えたかったのは、さらに、入会キャンペーンが加わっているからだ。
今、入会すると、映画無料鑑賞券が1枚ついてくる!
いやはやこれはお得だ。
入会時、1,000円の年会費を払うだけで、当日は1,000円で映画鑑賞でき、会員価格での購入資格も得る上に、無料鑑賞券が1枚ついてくるのだ。
これを、お得と言わずして、何と言おう。
会員資格の「更新」という概念がなく、1年間の期限が切れると「再入会」という扱いになるので、入会2年目になる僕も、勿論ゲット。
去年からの会員資格が切れた直後に、キャンペーンが始まり、しかも、見たい映画(「手紙は憶えている」)があったので、絶好のタイミングだった。
この無料鑑賞券には、「入会日翌日から有効」「公開初日、2日目の利用は不可」「有効期間は3ヶ月」という条件がついている。
しかし、入会後3ヶ月以内には、何本か映画を見ると思うので(そうでなければ、会員になる意味がない。)個人的には緩い制限だと思える。
まとめ
1年間、たった1,000円払うだけで、劇場鑑賞のハードルが大きく下がる、幸せなメンバーズカード。
条件の合う映画ファンには、絶対のお薦めだ。