餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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あぁ、映画館よ!「シネマシティ」復活への祈り…。

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今年に入って以降、僕は、映画館に行く機会が殆どとれなかった。

しかし、オスカーの受賞作なども出揃ったため、この春は、そろそろゆったりロードショーでも見ようかと考えていた。

そんな矢先…新型コロナウイルスが発生。事態は一気に暗転した。

映画館スクリーンでの鑑賞は、もちろん《密閉》空間であり、満員の観客となれば《密集》状態にもなるため、感染症には弱い。

おまけに、「不要不急の外出」を伴う娯楽*1であるため、自粛ムードが高まると、真っ先に槍玉にあげられてしまった。

TOHOシネマズなどの大手シネコンはもちろんのこと、僕が贔屓にしている、立川「シネマシティ」も、休館に追い込まれてしまう。

このご時世だから、仕方ないことなのだけれど、何とも悲しくて、やりきれない。

そんな「シネマシティ」から、昨晩、メールが届いた。

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【重要】有料会員制度シネマシティズンの会期を 60日間延長いたします – シネマシティNEWS

同館の有料会員制度《シネマシティズン》の会期が、60日間延長されるという内容である。

シネマシティは、東京都からの営業自粛要請及び緊急事態宣言の発令を受けて、4月4日以降、自主休館中。

そのため、休館分の会費を補填するということで、2ヶ月の延長となったようだ。

シネマシティズンは、年会費(1,000円)*2を払うことにより、入場料が割引されるシステムになっており、僕は、その恩恵で、昨年かなり得をした。

割引金額は、会員用のマイページで確認できるようになっており、僕が浮かせた料金は、4,600円。年会費の4.6倍だ。

僕の家から、シネマシティのある立川までは、結構な交通費がかかるから、それを考えると、ちょっと微妙ではある。

ただ、立川は餃子の激戦区でもあり、僕は立川に行くたび、餃ビーの至福も味わっていたから、満足している。

あぁ、どの店も最高だったから、また、餃ビー込みで立川に遠征しようと思っていたのになぁ…。

立川シネマシティが魅力的なのは、都内でも屈指の音響設備を生かした《極上音響》《極上爆音》上映。そして、同館ならではの、類い希なる企画力、演出力だ。

とりわけ、大ブームを起こした「ボヘミアン・ラプソディ」においては、それが遺憾なく発揮された。

同館では、定期的に、ライブスタイル上映というイベントを敢行。

それは、劇中のクイーンソングを、観客が一緒に歌うことができ、ラスト20分間は、観客全員が立ち上がるスタイル。

館内は、仮想ウェンブリースタジアム*3となり、興奮の坩堝に包まれた。

それは、決して自宅のBlu-ray(DVD)上映などでは味わえない、映画館ならではの魅力だったから、ディスクの発売以降も、満員御礼状態が続いていた。

僕は、毎回そのイベントに参加して、こんなエントリーを書いていたんだよなぁ…。

今、あらためて読み直してみたら、ライブ上映の興奮が甦ってたまらなくなってきた。

それからたった1年。コロナウイルスの発生により、世界は大きく変わってしまった。

ただでさえ《密室》《密集》の映画館内において、皆で大声を上げて歌うというライブスタイル上映などは、今となってみれば、到底考えられない。

もしもこんな世界になっていなければ…。

今週の4月17日は、「クイーンの日」でもあったため、それに合わせたライブイベントなどが行われていたかもしれないのになぁ…。

そう考えると、僕は、どうにもこうにもやりきれなくなる。

しかし、今更そんなことを言っても仕方ない。

今はただ、1日も早く、このコロナ問題が終焉となることを祈るだけ。

そして、劇場の大スクリーンで、映画を堪能できる日が復活することを願うばかりだ。

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*1:それがまさに、映画館で映画を見ることの魅力でもあるのだけれど。

*2:半年会員は600円。

*3:クイーンが出演したライブエイドの会場。


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