66ヶ月目のINFOBAR

昨晩帰宅すると、auからダイレクトメールが届いていた。
DMの上部には、「au長期利用者の方に、特別なお知らせ」と書かれており、袋とじの体裁になっている。「あなただけの特別プライスをご用意しました。」などという文字もデカデカと躍っていたが、要は買い替え促進だ。
この類のものには全く興味がないので、これまでは完全スルーをしていたのだけれど、ネタになるかもしれないと思いw、開封してみることにした。

この表示をみて、僕は何だか感慨深くなってしまった。そうかぁ、もう66ヶ月もこのINFOBARを使っているのかと。
5年以上使っていることは自分でも認識していたのだけれど、あらためてこう突きつけられると、その月日の長さに愕然としてしまう。
INFOBARが登場した時はとにかく衝撃で、一瞬で僕は痺れた。何という斬新なデザイン、何というカッコ良さ。いてもたってもいられなくなった。僕はそれまでdocomoの携帯を使っていたのだけれど、迷わず解約し、auに乗り換えたことを思い出す。
まだMNPなどない時代だったから、電話番号やメールアドレスは当然変更になる。しかし、そんなことは全く気にならないほど、僕はこのINFOBARに参ってしまった。一目惚れというのは、こういうことだと思った。
あれから66ヶ月。あまりにも長い月日だ。当時から比べると、最近は、携帯のデザインも多種多彩になり、INFOBARの亜流も沢山生まれた。INFOBARよりも洗練されたデザインのものも多数登場している。しかし、僕の価値基準においては、未だにこのデザインを超える携帯端末はないのだ。
とはいえ、ハードウェアとしての非力ぶりは痛感しているので、最近はこういった新端末にも心が揺れ始めている。そんな僕の心に追い打ちをかけるように、「最大18，585円割引」の文字。もちろん、biblioが対象になるわけはないと思いながら、いったいどんな機種をリコメンドしてくれるのかと思って、ページをめくってみたら…。

簡単ケータイ2種だったorz
「新しいケータイは難しそう」とご心配の方にオススメです。
などという吹き出しまでついている親切ぶり。
どうやら僕は、「最新の携帯電話は難しくて使いこなせない」から、同じ機種を66ヶ月も使い続けていると思われているらしい。違うのにw
もちろんこれは、お定まりのDMだということはわかっている。「あなただけの」なんて書いてあるけれど、規定のDM用紙に、僕の携帯利用月数とポイントなどを埋め込んでいるだけだ。要は、一定期間以上同一携帯を使っているユーザーを抽出し、送付しているだけなのだろう。
ただ、旧機種を使い続けているのには、さまざまな理由がある筈だ。それを、「最新の携帯電話は難しくて使いこなせない」と決めつけられてしまうと、どうにも釈然としないものがある。