その強さに、脱帽。
上がり33.3の猛烈な脚を繰り出して、シーザリオ、樫を制覇。
着 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | コーナー順 | 3F | 人 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | 1 | 2 | 4 | シーザリオ | 牝3 | 福永祐一 | 55 | 2.28.8 | 15-16-13-12 | 33.3 | 1 | ||
▲ | 2 | 3 | 5 | エアメサイア | 牝3 | 武豊 | 55 | 2.28.8 | クビ | 9-8-7-6 | 33.8 | 2 | |
△ | 3 | 5 | 9 | ディアデラノビア | 牝3 | デザーモ | 55 | 2.28.9 | クビ | 12-12-11-9 | 33.7 | 3 | |
4 | 6 | 11 | エイシンテンダー | 牝3 | 武幸四郎 | 55 | 2.29.0 | 1/2 | 1-1-1-1 | 34.6 | 5 | ||
5 | 1 | 2 | ブリトン | 牝3 | 田中勝春 | 55 | 2.29.3 | 13/4 | 4-5-6-6 | 34.3 | 12 | ||
△ | 6 | 8 | 18 | ジェダイト | 牝3 | 藤田伸二 | 55 | 2.29.4 | 3/4 | 2-2-2-2 | 34.8 | 10 | |
◎ | 7 | 8 | 17 | ショウナンパントル | 牝3 | 吉田豊 | 55 | 2.29.4 | クビ | 6-6-7-11 | 34.1 | 9 | |
★ | 8 | 3 | 6 | アドマイヤメガミ | 牝3 | 池添謙一 | 55 | 2.29.5 | クビ | 17-17-17-16 | 33.8 | 7 | |
9 | 4 | 7 | レースパイロット | 牝3 | 蛯名正義 | 55 | 2.29.6 | 1/2 | 7-6-7-9 | 34.5 | 4 | ||
10 | 2 | 3 | コスモマーベラス | 牝3 | 柴山雄一 | 55 | 2.29.8 | 11/4 | 12-12-13-12 | 34.3 | 14 | ||
11 | 8 | 16 | ビッグフラワー | 牝3 | 北村宏司 | 55 | 2.29.8 | クビ | 4-4-4-5 | 35.0 | 13 | ||
12 | 5 | 10 | ライラプス | 牝3 | 後藤浩輝 | 55 | 2.29.8 | ハナ | 11-10-11-12 | 34.4 | 8 | ||
△ | 13 | 7 | 14 | ジョウノビクトリア | 牝3 | 横山典弘 | 55 | 2.30.0 | 11/4 | 15-14-13-12 | 34.6 | 6 | |
14 | 1 | 1 | エリモファイナル | 牝3 | 内田博幸 | 55 | 2.30.1 | クビ | 17-17-13-16 | 34.4 | 11 | ||
15 | 4 | 8 | アスピリンスノー | 牝3 | 小野次郎 | 55 | 2.30.2 | 3/4 | 3-2-2-3 | 35.5 | 15 | ||
16 | 7 | 15 | ヤマニンアリエル | 牝3 | 柴田善臣 | 55 | 2.30.4 | 11/2 | 12-14-17-18 | 34.5 | 16 | ||
17 | 7 | 13 | ランタナ | 牝3 | 江田照男 | 55 | 2.30.7 | 2 | 9-10-4-3 | 36.0 | 17 | ||
18 | 6 | 12 | ピューマカフェ | 牝3 | 須貝尚介 | 55 | 2.32.0 | 8 | 7-9-7-6 | 37.0 | 18 |
LAP | 12.6-11.3-13.2-13.1-12.9-13.4-13.1-12.6-12.2-11.5-10.9-12.0 |
---|
通過 | 37.1-50.2-63.1-76.5 | 上り | 72.3-59.2-46.6-34.4 | 平均 | 1F:12.40 / 3F:37.20 |
---|
単勝 | 4 \150 |
---|---|
複勝 | 4 \110 / 5 \180 / 9 \200 |
枠連 | 2-3 \520 (1) |
馬連 | 04-05 \630 (1) |
ワイド | 04-05 \250 (1) / 04-09 \350 (2) / 05-09 \770 (6) |
馬単 | 04-05 \820 (1) |
3連複 | 04-05-09 \1280 (1/816) |
3連単 | 04-05-09 \3330 (1/4896) |
難しく考える必要など、何ひとつなかった。
過去の、荒れまくったレース傾向を盾に、無理矢理穴を捻りだしてしまった
自分が恥ずかしい。
強い馬は、強い。ただ、それだけのことだったのだ。
僕は予想の中で次のように書いている。
これまでの序列が、そのままオークスにも繋がると考えるならば、
答えは簡単だ。
シーザリオを頭に、2着か3着にエアメサイア(桜花賞4着)が入り、
1頭違う馬が紛れ込んでくるというような結果になるだろう。
事実、フィリーズレビューから桜花賞ではこのような形で決まっている。
まさに、この通りの結末だったのに、そこから「しかし、本当にそうだろうか。」
と続けてしまった自分が馬鹿なだけである。
フィリーズレビュー以降の牝馬序列は何一つ変わっておらず、
桜花賞の結果を踏まえれば
シーザリオ>エアメサイア>エイシンテンダー
は完璧なまでに順列通りであるし、フィリーズレビューも含めて考えれば、
エアメサイアを物差しに、
エアメサイア>ディアデラノビア>ジェダイト
まで読み切れてしまう。
いやはや、何とも固い牝馬路線であったことか。
今日、ラインクラフトやデアリングハートが出ていたら、いったいどうなって
いたのだろう。
それにしても、今年の福永は神懸かりといってもいいぐらい輝いている。
これで、春のG1は4勝目であり、あの武豊に2差をつけて独走だ。
(来週で1差に縮まってしまうとは思うが)
今日は予想よりも後ろの位置取りになってしまい、相当に焦ったことかと
思うが、慌てず騒がず直線での脚に賭けた判断は、見事というしかない。
今の東京の馬場では、相当に勇気のいる決断だった筈で、これがすんなり
できてしまうところに、今年の福永の凄さがある。
勝利インタビューでは、何度も「馬に勝たせて貰った」を繰り返していたが、
「シーザリオに相応しい騎手になりたい」という言葉も含めて、非常に素晴らしい
ジョッキーになってきたというのが、僕の実感である。
武豊1強時代から、武豊・福永の2強時代へ。
騎手の勢力地図が変わっていくような予感を、僕は感じた。