餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

オークス(優駿牝馬)

スポンサーリンク

さぁ、胸躍るオークスだ。
桜花賞馬ラインクラフト、3着馬デアリングハートの名前がないのは
残念だが、2着馬のシーザリオは順調にここへ駒を進めてきた。


ラインクラフトがNHKマイルカップへ向かわず出走していたと
しても、おそらくこのシーザリオの方が人気になっただろう。
それほどまでに、桜花賞で見せた末脚は強烈だったからだ。
NHKマイルカップの結果*1から、あらためて、
桜花賞組のレベルが高いことが証明された形になった。


これまでの序列が、そのままオークスにも繋がると考えるならば、
答えは簡単だ。
シーザリオを頭に、2着か3着にエアメサイア(桜花賞4着)が入り、
1頭違う馬が紛れ込んでくるというような結果になるだろう。
事実、フィリーズレビューから桜花賞ではこのような形*2
決まっている。


しかし、本当にそうだろうか。
数あるG1レースの中でも、このオークスは本当に難しい。
単勝1倍台の馬が2年連続で敗れており、ここ3年は連続して
馬連万馬券なのである。
精神的に不安定な3歳牝馬たちが、過酷な2400メートルで
争う以上、一筋縄ではいかないと考えたい。


牡馬相手に底力を見せ、桜花賞を見事な脚で追い込んで
来たシーザリオ。
これまでのレースを見れば、ここで人気になるのも当然かと
思うのだが、僕にはこれが、どうしてもアドマイヤグルーヴ
(オークス7着)のイメージと重なるのである。
桜花賞を「勝ってない」のに、オークスで圧倒的人気に
なるというところまで一緒だ。
戦績的には、当時のアドマイヤグルーヴより一枚上*3だから、
完全に重なるとはいえないし、アドマイヤグルーヴの場合は、
出遅れという致命的な不利もあった。
しかし、それを差し引いても、やっぱり気になる点は残るのだ。


今の東京競馬場は、異常とも言えるほどの素軽い馬場と
なっており、力を要する阪神や中山とは明らかに異なる。
直線での切れ味比べとなった時、最後の最後で切れ負け
してしまうことは考えられないだろうか。
アドマイヤグルーヴより戦績が上で、自在性もある分、
惨敗する姿はイメージできないが、これほどの人気を
背負って余裕で勝てるほど、抜けてはいないと思う。
3着までの信頼性は相当高いが、敢えて印をひとつ
落として対抗。


本命はショウナンパントル。
ここ2戦の惨敗はあまりにも酷すぎるが、クイーンCは
道悪+休み明け+56kgという悪条件で参考外だし、
桜花賞はフケという理由がはっきりしている。
今年に入って好走していない以上、絶対の信頼はおきにくいの
だが、少なくとも調教では絶好の動きを見せていた。
阪神ジュベナイルフィリーズでも、その前走の惨敗*4から
巻き返しているように、敗戦を引きずらないタイプでも
あり、ここ一番での巻き返しは十分に考えられる。
やや無謀なねらいは承知で、2歳女王の復権に賭ける。


3番手にはエアメサイアを。
ディアデラノビアにも乗れた筈の武豊がこちらを選んだ
以上、オークスにも適正を感じているに違いない。
桜花賞は、外枠を引いて、途中不利があったのも響いた。
先行できる脚もあるので、馬場を見方につければ、直線まで
粘り込む可能性は十分ある。
正直、オークスを勝ちきるにはパンチ力が不足している気が
しないでもないのだが、今の素軽い馬場と武豊の腕を味方に
できる点は見過ごせないだろう。


一発があればアドマイヤメガミ。
オークスで最も警戒が必要な「桜花賞一桁着順組」で、今年の
トレンドでもある母父サンデーサイレンスというのもいい。
桜花賞は、不本意な先行競馬で惨敗をしてしまったが、
今回、中団からうまく折り合いをつけることができるなら、
巻き返しの可能性は十分あると思う。
追い込みに徹した競馬でこそ味がある、池添の手綱捌きにも
期待したい。


ディアデラノビアは、その強さは認めても、フィリーズレビューを
連闘で使った上に、前走の激走で、反動が心配だ。
先行力が不気味なジェダイト、G1では常に警戒が必要な横山典弘
鞍上のジョウノビクトリア(これも桜花賞一桁着順組)とともに
押さえの一角にとどめたい。


予想としては以上だが、穴馬ショウナンパントルが本命だけに、
馬券としては、応援馬券のライラプスも含めて、もう少し手広く
流す予定である。


◎ショウナンパントル
○シーザリオ
▲エアメサイア
★アドマイヤメガミ
△ディアデラノビア
△ジェダイト
△ジョウノビクトリア

*1:ラインクラフト1着、デアリングハート2着

*2:フィリーズレビューの1,2着馬の間に別路線組のシーザリオが入った

*3:アドマイヤグルーヴは、重賞勝ちがなく、桜花賞は3着

*4:デイリー杯2歳S5着


マラソン・ジョギングランキングへ