昨日。
2022年3月22日は、本来「復活の日」として記憶される筈の日だった。
2ヶ月間続いた、忌まわしき《まん延防止等重点措置》が、全国的に解除。
これまでの《緊急事態宣言》や《まん防》解除のタイミングと異なり、依然コロナ禍が続いている中での解除ということに、大きな意味がある。
日本が、「withコロナ」を目指して舵を切った、経済復活の記念日になる筈だったからだ。
ところが…。
そんな復活ムードに水を差す現象が発生した。
停電危機だ。
今月6日に発生した福島県沖地震の影響で火力発電所の一部が停止したこと、そして、真冬並みの低気温になったことによる暖房需要の増加で、午前中から電力が逼迫。
東京電力及び東北電力管内で、停電の危機が報じられ、電力会社や政府により節電が呼びかけられた。
昨日は、帰宅時のターミナルで、エスカレーターが止まっていたり、照明が間引きされているのを見て、僕は、かなり厳しい状況になっていることを実感した。
しかし、それでも逼迫状況の回避には至らず…。
こんな報道まで流れた。
すわ「東京大停電」の可能性まで出てきたのである。
このニュースを目にして、僕は、大いに恐怖を感じた。
だってそうだろう。
先日の地震は確かに凄かったが、地震国日本において、震度6レベルの地震は、いつでもどこでも発生する可能性がある。
そのレベルの地震で火力発電所がダメージを喰うといういうことは、日本の電力は、かなり不安定な状況の上に成り立っているのではないかと思うからだ。
11年前の大震災を思い出す。
あの時は、福島原子力発電所が、津波によるダメージで損傷を負った影響で、電力が逼迫。
東京の街並は、どこもかしこも暗くなり、《計画停電》なるものまで実施された。
僕はあの時、地震国に原発があることの恐ろしさを知ったが、火力発電所も地震のダメージを受けるとなると、対応のしようがない。
今回はなんとか大停電を回避できたものの、今後も全く安心できないことを実感した。
現状、日本の電力が不安定な基盤の上に成り立っていると判明した以上、日本じゅうで、日頃から使われている電力が適正なのかどうか、見直していくしかないんじゃないかなぁ…。
僕は昨日、電力をなるべく使わないよう、帰宅後はそそくさと食事を済ませ、午後8時台には消灯して眠りについた。(子供かよ!w)
ということで…。
今日は未明の2時台に起き、停電していなかったことを知ってホッとしたが、毎日こんなことはできない。
ただ、今後、今までよりは電力を意識して、削れる物は削っていきたいと思う。
僕は電子機器を多用しているため、節電はなかなか厳しいのだけれど、そもそも停電になったら、電子機器たちは、軒並み使えなくなってしまうのだから、まずは節電だ。
万が一のために、ポータブル発電機も購入しておこうかなぁ…と検討中。