餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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【リアル】ロンドンマラソンの外国人出走ハードルが高すぎる件【バーチャルも…】

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昨年10月。

ロンドンマラソンが、2年ぶりに大規模開催された。

当時の英国は、1日あたり33,000人程度の新規感染者が出ているにも関わらず、一般市民を含んでの開催になったため、僕は大いに驚いた。

同時期、日本では1日あたり1,200人程度の感染者(イギリスの約3.6%!)しか出ていなかったのに、東京マラソンが中止になってしまっていたからである。

このレースの直後、僕は、「ロンドンマラソン2022」の抽選エントリーを行った。

ただ、この時は、「万が一で当たっても、行けないかもしれないなぁ…。」と思っていた。

当時、イギリスへの渡航をしようとすれば、到着後10日間の自主隔離、帰国後14日間の自主隔離が必要だったからだ。

この厳しい規制は、1年程度じゃゼロにはならないだろう。

だから、たとえ出走権を得たとしても、今の僕には行けない(そんなに長く仕事は休めない)と思っていたのだ。

しかし、潮目は変わった。

今日、3月22日。

日本では、ようやく、ついに、忌まわしき「まん防」が解除になり、各種規制が大幅に撤廃となる。

マラソン大会も普通に実施できるようになる。

日々の感染者数は、未だ3万人程度出ているにも関わらず、だ。

今考えてみれば、イギリスは、日本の半年先に《with コロナ》に踏み切っていたということなのだろう。

海外旅行規制も大幅に緩やかになっており、イギリスには隔離期間ゼロで往復することができる。

ロンドンマラソン出走への障壁は、大幅に少なくなったのだ。

ところが…。

やっぱりロンドンマラソンは厳しかった。

ロンドンマラソンは、コロナ以前から、外国人の一般出走枠が極端に少ないレースであり、チャリティ枠やツアー枠で莫大な料金を払わないと、日本からの出走は困難だった。

だから、もともとあまり期待していなかったとはいえ、先週、ロンドンマラソンの事務局から届いた抽選結果にはやっぱり落ち込んだ。

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Not this time…。

微妙な言い回しだが、要するに「今回は外れ!(次回をお楽しみに)」というような意味のようだ。

しかし僕は、もう何年もこのレースに外れ続けているので、そんな言い回しでは納得いかない。

Not every timeだろ!とツッコミたくなったw

僕の周りのラン仲間で、海外レースによく行く人たちでも、「ロンドンマラソンに当たった!」という話は聞いたことがないので、本当に出走ハードルの高いレースだと言える。

やっぱり、バカ高い料金を払って、ツアーで行くしかないんだろうなぁ…。

リアルレースの抽選に外れた後、ロンドンマラソンの事務局からは、毎日のように、こんな画像を添付したメールが送られてきている。

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思わせぶりな画像に続いて、メール本文に書かれていたのは、「抽選結果は残念なものでしたが、大丈夫。あなたにはバーチャルレースが用意してあります!」というような内容だった。

「世界中どんな場所にいても、ロンドンマラソンの気分を味わうことができます!」「完走メダルやTシャツも入手できます!」などという、甘い言葉が並んでいる。

さらに、《今ならバーチャルレースに優先登録できます!》という誘い文句つき。

こんなに甘い言葉を投げかけられると、人によっては、「ならばバーチャルでいいや」と思ってしまうかもしれない。

しかし僕は、今年は(いや、今年も)バーチャルレースへの出走を見送ることにした。

その理由は、去年のエントリーで詳しく書かせていただいている。

バーチャルロンドンマラソンは、リアル開催(今年は10月2日)と同日に、フルマラソン距離を走りきらなければいけないからだ。

1日でフル距離走が必要というのは、バーチャルニューヨークシティマラソンも同様だが、こちらは、自分で日にちが選べる。

秋晴れの走りやすい日を選んで走ることができるのだ。

しかし、バーチャルロンドンマラソンは、そうはいかない。あくまでリアルと同日開催という縛りがあるので、こちらの都合なんか関係ない。

奇しくもその時期、日本は台風シーズンだから、ロンドンマラソンの開催日が荒天ということも十分あり得る。

リアルレースならば、それでも、精神力で耐えることができるだろうが、バーチャルレースで、ましてひとりマラソンで、台風下のフル距離など走りきれるもんか。

そう考えると、僕はやっぱり躊躇してしまうのだ。

そういったハードルを乗り越えてこそ意味がある、と思うかもしれないが、今の僕にはそんな気力、精神力はない。

ということで、やっぱり今年も見送りだなぁ…。


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