もう、8年が経ってしまったのか…。
毎年、3月11日を迎えるたびに、僕は特別な感慨を覚える。
このブログも、あの日以降、しばらくは、地震のことばかり書いていた。
東日本大震災、翌日のエントリー。
文章が短い。
いつもダラダラと長くなる僕にしては珍しいことで、それだけ、心に余裕がなかったということの現れだろう。
この年。3月11日は金曜日だった。
だから、大震災の翌々日は日曜日となり、僕は、何ごともなければ、マラソン大会に出走する予定だった。
が、もちろんそんな状況ではなかった。
僕が出走する筈だった、高崎の「はるな梅マラソン」は、大震災発生後、いったんは《予定通り開催致します》と告知。
僕は、「それどころじゃないだろ!」と、信じられない気持ちになったが、翌日になって、中止の案内が流れた。
その理由が、これまた驚愕だった。
「福島原発事故を受けて」などと言われると、高崎市にまで原発事故の影響が及んでいるようで非常に怖いのだが、これは一度開催を発表してしまっていたため、あえて理由付けしたのだと思いたい。
あえて理由付け…ではなかった。
あの時に生じた原発事故は、日本という国全体に、未だ大きな爪痕を残しているほど。
東日本大震災は《天災》だが、原発事故は《人災》の側面もあると思うので、僕は、それが無念でならない。
その後もしばらく、僕は、地震に関連したエントリーばかり書いていた。
しばらくの間は走る気分にもなれず、皇居ランを再開したのは1週間後。
エントリーを読み返してみると、あの日の記憶が甦ってくる。
そうか。あの時は計画停電などもあり、皇居外周も、街灯が消えていたんだよなぁ…。
当時、この本を買った。
今朝、あらためてその記事を読み返してみた。
震災発生以来、連日、原発事故や津波に関する報道が続く。
読み返してみると、あの日の記憶が甦り、僕は思わず震えてしまう。
原発事故については、本当に怖くて、「日本が終わってしまうんじゃないか…」とまで思ったので、こんな本まで買ったほどだ。
最近、東京地方はあまり地震が発生しておらず、僕は、気が緩んでしまっているかもしれない。
しかし。東日本大震災以降も、日本各地では大きな地震が頻発しており、今や、どこでいつ、また、大地震が発生してもおかしくない状況だ。
防災意識をしっかり持って、気を引き締めていこうと思う。