実に過酷なレースとなった、今年のサロマ湖100kmウルトラマラソン。
寒さに弱い僕は、たとえ80kmまで走れたとしても、ワッカでリタイアだったかもしれない。
ただ、それほど過酷なレースだったからこそ、尚更、今年完走したラン仲間たちの顔は、輝いているように見える。
たとえ完走できなくても、そんな状況を、リアルタイムで、ラン仲間たちと分かち合いたかった。
今年の断念理由は、ごくプライベートなものなので、仕方がないのだけれど、体調は回復傾向だっただけに、出場して、行けるところまでは行きたかった。無念だ。
ただ、僕は、一方で《ウルトラマラソンマンの夢》は捨てていなかった。昨日のネタで書いた「ウルトラマン」ではなく、ウルトラマラソン、マン。
1年に1度は、ウルトラマラソンを走っておきたい、と思ったのだ。
選択肢は多々あるのだけれど、折角ならば、サロマと同じくらい感動する(ことがわかっている)レースに出たかった。
となれば、やっぱり、このレースだ。
四万十川ウルトラマラソン。
その素晴らしさについては、過去、10回ものエントリーで書いたほど。
- 四万十川ウルトラマラソンの追憶(その1:出発〜前夜)
- (その2:松明と和太鼓)
- (その3:史上最高の夜明け前ラン)
- (その4:峠走、満喫!)
- (その5:感動の後に待っていた試練)
- (その6:レストステーション)
- (その7:「あの時」も、そして、「今」も感謝の応援FAX)
- (その8:雄大な景観に見惚れて、そして)
- (その9:特別な小石、格別の声援)
- (その10:Garminバッテリ切れ!でも、感動のフィニッシュ)
今、自分で読み返してみても、(拙い文章は目をつぶるとして)あの時の感動が甦ってくる。
松明の灯り、和太鼓の音、夜明け前の空気。
雄大な四万十川、圧巻の沈下橋、心温まる応援の数々。
何もかもが、今もまだ鮮明に思い出せる。
僕が出場した4年前は、気温が25℃超にもなり、厳しい条件だったのだけれど、素晴らしい舞台に酔いしれ、当時のウルトラ自己ベスト(10時間48分)で走ることができた。
だから、あの時の感動よ、もう一度…と思ったのである。
四万十川ウルトラマラソンは、サロマに匹敵する、人気と伝統のあるレース。
サロマ欠場の無念を晴らすのは、このレースだと心に決めた。
だが…その夢を叶えるには、ひとつの大きな壁があった。
抽選だ。
そう、このレースは抽選大会なのである。
サロマエントリー時のクリック合戦も、毎年熾烈を極めるが、準備さえしっかりしておけば、何とか出場は可能。
しかし、この四万十川ウルトラマラソンは、違う。毎年数倍近くの抽選になってしまうので、エントリー後は、ただ、祈るしかない。
ということで、僕は祈った。祈り続けた。
そして、その結果が、昨日届いた。
【重要】第24回四万十川ウルトラマラソン抽選結果のお知らせ
というサブジェクトのメールを受信したので、ドキドキしながら開いてみると…。
マイページに飛んで確認しろ、と書かれていて、ちょっと拍子抜け。
僕は、RUNNETのIDとパスワードを保存していなかったので、確認には、実に苦労した。
おそらく、RUNNETのアクセス数稼ぎなのだろうが、このシステムは本当に面倒くさい。
メールで合否を確認できるようにしてもらいたいんだけれどなぁ…。
などとブツブツ文句を言いながらアクセス。
マイページでも、過去の履歴などが先に表示されるため、ページスクロールをする必要があり、僕はだんだんイライラが募ってきた。
せめて、結果がよければ、そんなイライラは一気に解消すると思っていたのだけれど…。
あえなく落選…orz
サロマ欠場の無念を、四万十川で晴らすことはできなくなってしまった。
抽選レースだから仕方がないとはいえ、僕は、また、空虚な気分になってしまった。
新たな目標を考えなきゃなぁ…。
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