2024年のGW(Gyoza Week)も、いよいよ今日で終わってしまう。
なんだかとても切ない。
今年行った餃子店たちの紹介が終わっていないのだけれど、その前に、餃子ウィーク(GW)ランについて書き残しておきたくなった。
かつての僕は、この時期、餃子を求めて走りまくっていたことを思い出したからだ。
ということで…今日は追憶の話。
僕がGWランを最初に実施したのは、8年前。2016年だ。
その頃、僕は毎月300km超を走っており、ウルトラマラソンレースにも出走していた。
6月のサロマ湖100kmウルトラを控え、GWは、ロングラン練習に絶好の時期。
そんな折、僕は、東京から餃子の聖地である宇都宮までがちょうど100kmであることに気がつき、走ってみようと思い立った。
未明から走り出せば、夕刻までには宇都宮に着けるだろうから、餃ビーで身体を癒やせる。
ロングランの練習と、宇都宮餃子遠征を兼ねて一石二鳥だ!
…と思って走り出したのだけれど、衝撃の結末が待っていた。
最初の50kmは、約6時間で走り抜けた。
その時点では、まだ午前9時だったため、同じペースでいければ、宇都宮到着は午後3時。餃ビーにはちょっと早すぎだなぁ…なんて思っていた。
しかし、それは大甘だったのだ。
後半。
急激に上昇した気温で、暑さに苦しみ、さらに、80kmを超えてからは胃痛に苦しんで、走るどころか、歩くのもやっとという状態になってしまった。
最後は、這々の体でなんとかフィニッシュできたものの、満身創痍で動けなくなったし、何も喉を通らない。
折角106kmも走って、宇都宮まで行ったのに、とても餃ビーどころの状態ではなくなり、湘南新宿ラインでトンボ帰り。
いったい僕は、何のために走ったのだろう。
帰宅後は、ちょっと泣けてきたことを思い出す。
翌、2017年のGW。
僕は、「いざ、江ノ島へ!」というラン企画に参加した。
スタートは、どこからでもOK。どんな方法で行ってもOK。当日午後2時までに、ゴール地点の江ノ島ヨットハーバーに集合。
その後、みんなで、江ノ島の素晴らしい情景を見ながら、飲む!
というのが企画の主旨。
僕の家から江ノ島までは、70kmぐらい。走って行くのは無謀だろうか。
僕は、前年の悪夢がちょっと頭をよぎったが、「まぁ、苦しくなったら、途中で電車に乗っても良いし…」と思いながら走り始めた。
その結果は…。
フィニッシュ!
途中、苦しく感じたところもあったけれど、2カ所の餃子エイドに救われて、71kmを、元気に走り抜くことができた。
いやぁ、最高だったなぁ。
2018年のGWは、休日出勤の嵐だったこともあり、超ロングランこそ実施しなかった。
ただ、どうしても、出勤前に餃子が食べたくなって、未明から走り出した。
結果的には、目標としていた店に振られ、代わりに行った店が大外れ。
そんな悔しい思いをしたものの、一応「餃子」とランの両立はできていて、餃子ランナーの面目(なんてあるのかよ)は保っている。
この日は、食後に皇居も2周していて、累計30kmぐらいは走った筈。
それで、その後に出社して、普通に仕事していたんだから、我ながら元気だった、若かったなぁ。
この年を最後に、僕は、GWのロングランを行っていない。
気力の衰えやコロナ禍の襲来、そして、度重なる腰痛、座骨神経痛。
今の僕はと言えば…10kmだって走れない状態になっている。
なんとも情けない限りだ。
でも…僕にもまだ、餃子ランナーとしての矜持は残っている。
来年のGWには、来年のGWこそは、きっちりと身体を整えて、走っては餃子を食べる企画を実施したい。(と、ブログには書いておこう^^;