東京都のエニタイムフィットネスは、3月から休業モードに突入。
当初は週末のみ休館の予定だったようだが、緊急事態宣言の発令を受け、4月8日からは延々と休館が続くことになった。
そのいきさつについては、4/9のエントリーで詳しく書かせていただいた。
当初の発表では「4/24までの臨時休館」となっていたようだが、もちろんそんな時期に再開できる筈はなかった。
いったん5/6まで延長され、その後も、緊急事態宣言の延長とともに、休館が続いていたのである。
しかし、ようやく潮目が変わった。
緊急事態宣言が全国的に解除されたことを受け、長かった休業期間は終わりを告げる。
全店舗営業再開のお知らせ。
ようやく、6/1より、全店舗での営業が再開されるのだ。
ただ…。
再開にはなるものの、現時点ではさまざまな制約が課せられている。
時節柄、ある程度の制約は仕方がないと思うけれど、個人的には、気になる点がいくつかある。
来館時はマスクを必ず着用してください。
えっ?トレーニング中も?トレッドミルで走っている時もマスクをしなければいけないのか?
まぁ、でもよく考えれば、それも仕方がないのかなぁと思えてきた。
エニタイムフィットネスは屋内施設だから、屋外より厳しい基準が必要になる。
僕は、屋外を走るならば、「ソーシャルディスタンスを守っていれば、マスクは不要」ではないかと思っている*1けれど、施設内ではそうもいかない。
エニタイムに限らず、現状、密になる可能性がある施設においては、「入館時のマスク着用」がルールになりつつある。
となれば、トレーニングを行う(呼吸が荒くなる)スポーツクラブにおいて、マスクが必須になるのは、仕方がないことなのだろう。
だから、ルールとしては理解できるのだけれど、そうまでして、走りたくはないなぁ…。
各都道府県によって指導や要請が異なりますので、他都道府県店舗の相互利用を禁止させていただきます。
以前出ていた「登録店舗以外の利用禁止」よりは緩和されたとはいえ、それでも大きな制約。
エニタイムフィットネスの大きな《売り》は、「国内はもちろん、世界28の国と地域4,500以上の店舗をいつでも利用OK!」というところ。
それは今でも、同社のWebサイトで大きくPRされている。
現状、気楽に海外へ行くことは不可能なので、他国における利用ができなくなるのは仕方ない。
ただ、国内まで大きな制約があるというのは、ちょっと苦しい。
とりあえず、全国的に緊急事態宣言が解除されたのだし、政府は、国内旅行を推奨する施策を打ち出してきている。
今後、旅行先でエニタイムフィットネスを利用したいということも出てくるだろう。
そんな時に利用できない、というのは大きなマイナスだ。
いや、旅行の場合に限らない。
例えば、県境を越えて通勤している人などは、「自宅近くの店舗」と「職場近くの店舗」を利用していたケースも多かった筈。
それができなくなると言うのは、ちょっと厳しい。
利用状況により入場制限を実施させていただく場合がございます。
僕は、もっぱら、殆ど人のいない早朝しか利用していなかったので、問題はないのだけれど、混雑時に利用していた人は、この制限に引っかかるかもしれない。
「エニタイム」フィットネスなのに、エニタイムで、利用できないというのはなぁ…。
これらの利用ルールは、ウイルス感染拡大防止を目的とした、当面のもの。
だから、ある程度我慢が必要なのはわかるけれど、これだけ制約が大きくなると、使いにくくなる人も出てきそうだ。
正直に言って、僕もちょっと迷っている。
これだけ大きな制約がついてくると、もともとの月会費に見合うだけの利用価値がない気がしてきたからである。
ここ2ヶ月、僕は、エニタイムフィットネスなしの生活を送ってきたが、「別に、なくてもいいかな」と思えてきたこともある。
ただ、休館中だった4月期、5月期の月会費は先に徴収されてしまっているため、その扱いはどうなるのか、ちょっと気になり、登録店舗に確認してみた。
すると…。
6月1日に再開予定ですので、6月以降の月会費に4月、5月にお引き落としさせて頂いた月会費を充当させていただきます。
もし退会されるようでしたら返金対応もさせていただきます。
どうやら、今後引き落としされる予定の月会費分として充当されるようだ。
だから、僕の場合、6月の月会費はかからないことになるが、果たして僕は、エニタイムを6月に利用するだろうか…?
そう考えると、この機会にいったん退会し、休館中の月会費を返金して貰うもらうほうがいいような気がしてきた。
今後、さまざまな制約がなくなり、以前のように利用できるようになったら、再入会すればいい。
ならばやっぱり退会かなぁ…。
明日からは6月になってしまうので、決断するなら、今日、5月31日がリミットということになるだろう。
悩む。
【追記】
いったん退会することに決定。
それにあたって、ちょっと驚いたことがあったので、その経緯を書き起こしておくことにした。
*1:ただ、実際は、テレビなどが誤った情報を流しているせいで、ランナーに対する風当たりが強く、人を見かける状況では必ずマスク(バフ)を装着しているけれど。