焼餃子キターっ!
羽根つきの餃子は、今や珍しくはないが、この店の餃子が素晴らしいと思うのは、羽根じゃない。
ピリリと痺れる、独特の味付けだ。
焼餃子の具は、肉と野菜がバランス良く調和されているが、その間に散りばめられた黒胡椒が素晴らしい。
これが実にいい仕事をしていて、独特の味わい深さを残す。
それもその筈、この餃子は、そもそも「黒胡椒焼餃子」という名前なのだから、黒胡椒が重要なポイントなのである。
肉汁もじんわり溢れてジューシー、かつ、スパイシー。何もつけなくても、十分に美味しい餃子だと思う。
水餃子も来た!
焼餃子と異なる具で、肉と野菜の旨味がしっかりと閉じ込められていて、これもジューシー。皮のもちもち感もいい。
黒胡椒は入っておらず、実に優しい味わいだ。
餃子以外の料理も次々運ばれてくる。
豆苗炒め。
見た目はシンプルだけれど、味つけはしっかりしていて、実に深い。
五目卵焼き。大根のシャキシャキ感がいい!
イカとセロリの炒め。
しっかりとした味つけで、丁寧に炒められた逸品。
揚げ豆腐。
外はサクッと、中はふわっと。いやはや絶妙。付け合わせのパクチーとの相性も抜群で、一緒に食べると、アジアの屋台にいるような気分になれる。
棒々鶏。
前菜に含まれていたのを失念していて、また注文してしまった。でも、美味しかったので問題なし。
締めは台湾担仔麺。
気がつけば、あっという間の3時間。
餃子に限らず、どの料理も、実に丁寧に作られており、あらためて、やっぱり、いい店だなぁと思った。
殆ど貸切状態だったこともあり、僕らは、美味しい料理に舌鼓を打ちながら(黒胡椒焼餃子は3回ぐらいリピート注文!して)、海外マラソン談義に花を咲かせた。
この店は、料理の品目が少なめで、お酒も少し高め、しかも、利便性の良い立地とも言えない。
しかし、だからこそ、落ち着いた雰囲気があるし、餃子は言うまでもなく、料理全般が美味しい。
ゆったりとした雰囲気で、美味しい餃子を食べたい人には、オススメの店だ。