餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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ワンタン専門店「一碗雲呑」で、豪快羽根の焼餃子に遭遇。【横浜若葉町】

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横浜若葉町…と言っても、地元の人以外はよくわからないと思う。

伊勢佐木町商店街の裏手。京急日ノ出町駅と黄金町駅の間に位置。

タイ料理店などの異国料理店が静かに立ち並ぶエリア。

そんなエリアに、ビビッとくる店を発見したのでご紹介したい。

店の名は「一碗雲呑」。

ワンタン専門店となっているが、実際は、中国東北料理店と言った方が正確なんじゃないかと思う。(東北菜館という別名もついているし。)

メニューの表紙は、一応ワンタン料理が飾っているけれど、その種類は多くない。

具は2種類(豚肉&エビか、豚肉&ナズナ)しかなく、それが4種類の味付けになっているだけだ。

正直、ワンタン専門店を謳うには、ちょっと寂しい気がする。

その代わり(?)料理の種類は実に豊富。

もちろん焼餃子もあったので、すかさず注文w

焼餃子は、6個で580円となっていたが、写真に写っているのは8個。

大陸系の中国料理店では、メニュー写真は既成のカタログ写真などを流用していることが多いようなので、これもそうなのかもしれない。

この店で圧巻だったのは、別メニューになっていた串焼き群。

ワンタンよりも、むしろこちらの方が看板料理なんじゃないかと思うほどだ。

東北料理特有のラム肉や、豚肉、鶏肉といった定番ものから、蚕のサナギなどのゲテモノ系に至るまで多種多彩。

驚いたのが、食パンの串焼き(!)まであったこと。

いったいなんなんだこれは、と思ったが、ちょっと調べてみると、この店特有の料理ではなく、料理として正式に存在しているようだ。

いやぁ、中国料理はやっぱり奥深い。

ネタ的に注文しようかとも思ったが、どう考えても炭水化物の塊で、無駄にお腹にたまりそうな気がしたため、次回の楽しみに残しておくことにした。

ということで今回は、ラム肉や軟骨、牛肉などを注文したが…。

これが実に美味しかった。

どれもこれも、肉は食べ応えがあってジューシーで、クミンもしっかり効いている。

この本格的な串焼きが、1本130円というのは、なかなかリーズナブルで、最高だ。

ビールにも実に合うので、延々とリピートしたくなったが、僕の胃は、来たるべき餃子とワンタンの為に、余力を残しておかなければならなかったので、グッとこらえた。

肉続きの箸休めとして、えのきの串焼きも注文。

いったいどこが串なんだ?という出で立ちで登場したが、まぁ、あまり細かいことは言うまい。

160円でしっかり美味しかった。

そんなこんなで串焼きを楽しんでいると、ようやく…。

焼餃子が登場!した。

メニュー写真とは似て異なるものだったが、むしろ、僕はこのワイルドさに好感。

ちょっとわかりにくいかも知れないが、羽根が立体的に立っていて、餃子を浮かせているのだ。

僕はこれまで、各所で羽根つき餃子を色々食べてきたが、こんな餃子は初めて見た。

おそらく、中華鍋で餃子を焼いたのではないかと思うけれど、それがこの店の流儀なのか、たまたまなのかは不明。

まぁ、僕は餃子の羽根にこだわるタチではなく、むしろ「ないほうがいい」と思っているぐらいなので、どんな形でも構わないが、ビジュアル的に面白かったので、当たりだと思うことにしたw

羽根のワイルドさとは裏腹に、その味はオーソドックスに美味しかった。

噛むと口内に肉汁が溢れ、ニラもしっかり効いている。

ワンタン専門店を謳う以上、ワンタンの兄弟分である餃子が不味いわけがない!と思っていたが、まさにその通り。

僕は十分に満足した。

ちょっと残念だったのは、むしろ、このワンタンだ。

この日の締め料理として、大いに期待したのだけれど、ちょっと肩すかしを食らってしまった。

注文したのは、「豚肉とエビのワンタンスープ(塩味)」なのだが、エビの味が全くしないのである。

豚肉はぎっしり詰まっていて、食べ応えもあったが、スープもワンタン本体も、エビ感はゼロ。

食べログなどのコメントを見ると、この料理は、「エビの味がしっかりする」「スープに桜エビが浮いている」と書かれているのだけれど、それとは全く異なるものだった。

注文する料理を間違えたわけでもない。

前述の通り、この店のワンタンの具は2種類だけで「豚肉とエビ」以外は、「豚肉とナズナ」しかないからだ。(ナズナ感も、もちろんゼロ)

うーん。なぜ、全然異なる料理になってしまったのかなぁ。

と…最後にちょっとがっかりしたものの、串焼きや餃子は美味しかったし、非常にリーズナブルだったので、全体的には大満足。

次回訪問時は、今回未食に終わった「食パンの串焼き」検証も含め、色々と確認してみたい。


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