かつてないほど特別な、年末年始がやってくる。
旅に出かけるのも、街に繰り出すのも、控えざるを得ないのだから、家で本でも読むしかないではないか。
…というのは極論だけれど、これを機会に、読書の楽しさを満喫するのもいい。
僕は、この秋、最強の電子書籍リーダーである、Kindle oasisをゲットした。
これがホントに素晴らしくて、僕は今、Kindle本の読書に夢中だ。
そんな折り、amazonでのKindle本キャンペーンが始まった。
流石amazon、ニーズをちゃんとわかってる。と、思ったのだけれど…。
この広告バナーを見て、ちょっと幻滅。
「イシューからはじめよ」「人は話し方が9割」「エッセンシャル思考」…。
看板のタイトルが、ビジネス書ばかりではないか。
どれも話題の本だし、年末年始を自己研鑽にあてるような、スーパービジネスマン(?)の方々には嬉しいラインナップなのだろう。
しかし、僕は単なる、読書好きの餃子ランナーなので、年末年始はもっと気楽な本で楽しみたい。
ジャンル別で「小説・文芸」の部門を選んでみると、僕の落胆はさらに増した。
《amazonおすすめの順番》として、トップでオススメされたのが、ヒポクラテスと、調教系男子。
ヒポクラテスはともかくとして…。
一体何なんだ、これは。
好きな人は好きなジャンルなのだろうけれど、僕のようなオッサンが読むような本ではない。
それに、そもそもこれはコミックではないか。
なぜこれが「小説・文芸」ジャンルのオススメ本として表示されるのだろう。
理解に苦しむ。
おすすめ本としては、その後もまた、ヒポクラテスシリーズ(?)が並んだあと、こんな本が出てきた。
人妻拷問【絶望受胎】だ。
いやはやこれは凄い。なんたって、人妻を拷問して、受胎に絶望する話(?)なのだから、凄いに決まっている。
第23回フランス書院文庫官能大賞受賞作!だし…って、僕は、そんな賞があることを初めて知ったのだけれどw
これも、好きな人は好き(人によっては大好き)なジャンルの本なのだろう。
僕のようなオッサン世代向きの本であることも否定しない。
ただ、僕はやっぱり純粋なミステリーやSFを愛しているので、嗜好がちょっと合わなかった。
ということで…。
折角の年末年始キャンペーンなのだけれど、僕にとっては、ちょっと肩すかしという感じで、ちょっと残念だった。
まぁ、今回あらためて買わなくても、僕の家には、紙でも電子でも、未読の本が山ほどあるから、読む本には困らないのだけれど^^;)