7月の半ば。
僕は、北海道マラソンへの出走を、ほぼ諦めていた。
たった7.5km程度のランで音を上げているのだから、1ヶ月後にフルマラソンを走ることなんて、到底無理だと考えたのだ。
ただ、そうは言いつつ、出走見送りの決断はできず、僕は、ずるずると軽めのジョグを繰り返していた。
週末だけは、恐る恐る走行距離を伸ばし…。
レース3週間前には、15kmランを完了。
練習で15km以上の距離を走ったのは、昨年の道マラ以来初めてのこと。
この時点で若干光は見えたが、やっぱり不安は拭いきれなかった。
練習不足のスタミナ不安に加えて、少しでもスピードを上げると、臀部の違和感、痛みがあったからだ。
そんな状態では、昨年のように、「レース前半、行けるところまで行く」作戦も難しい。
そんな僕は、レース出走に向けて、最後の望みを繋ぐべく、やはりここに辿り着いた。
過去何度も僕の窮地を救ってくれた、ランナーの聖地。
内田治療院だ。
僕は、今年2月にいったんここで施術を受けたのだけれど、マラソンのハイシーズンだったこともあり、その後の予約枠は大混雑。
だから僕は、連続して予約をとることができなかった。
平日昼間などの枠は空いていたのだけれど、あの頃僕は、バタバタと忙しく、週末しか時間がとれなかったのだ。
そのため僕は、他の方法での治癒を目指して、試行錯誤を繰り返し…結局、回復に至らないまま。
だから、半年ぶりの内田治療院に、僕は、最後の望みを託したのである。
このエントリーを書いたレース2週前に加えて、レースの前週も施術をしていただき、僕は、明らかに臀部の状態が変わってきたことを実感した。
内田治療院における鍼治療の特徴をひとことで言えば…。
痛い
ということに尽きるし、それは、今回の施術においても変わらなかった。
しかし、だからこそ効くのであり、今回の北海道マラソンで僕が走り(歩き)続けることができたのは、間違いなく内田治療院のおかげと言っていい。
今から思えば…2月の時点で(休暇をとるなどして)何とかスケジュールを調整し、徹底して施術してもらっていれば、あっという間に回復していたかもしれないなぁ。
ただ、そんなことを今更言っても仕方がない。
7月時点の状態を考えれば、フルマラソン完走できたということだけでも御の字だ。
今回も、結局僕を救ってくれたのは、内田治療院の(鈴木裕二先生の)激痛鍼だった。
感謝が尽きない。
北海道マラソンの翌々日。
この日まで休暇をとっていた僕は、内田治療院の予約をとった。
鈴木先生からは、かねてより「レース後のケアが重要」という言葉をいただいていたので、完走できたことのお礼を兼ねて訪問したのである。
この日の鍼もやっぱり、超痛かったけれど、でも、施術後は背中や足のだるさが抜けたことを実感。
仕事に復帰した後、長時間椅子に座っても、臀部痛が殆ど現れなくなった。
これはもう、殆ど回復したと言って良いかもしれない。
北海道マラソンが終わり、もう、しばらくは、ロングランなど御免だと思っていたのだけれど…少しだけ意欲が復活してきた。
涼しくなってきたら、少し長めの「餃子マラニック」でもしてみようかと思っている。