いつまで経っても臀部の痛みが引かない。
僕は、日中もっぱらデスクワークなのだけれど、1時間も座り続けていると、ズキズキと痛みが出てくる。
これまでの座骨神経痛時に出ていた、ふくらはぎの痺れがない代わりに、とにかくお尻が痛い。
逆にこれは、今までなかった現象だ。
この症状が出てきてから、僕は、各所で治療と診断を受けてきた。
鍼もEMSも薬も効かず、過去の座骨神経痛とは明らかに症状が異なる。
色々と確認をしてもらった結果、現状僕は、梨状筋症候群というものになっていることがわかった。
梨状筋症候群なる病状は、初めて聞いたのだけれど、れっきとした医学用語。
座骨神経痛のうち、特に、臀部周りの疼痛が続くものを指すようだ。
僕の場合、昨年夏に発症した腰椎骨折の影響から、梨状筋が圧迫されて、この症状が生まれてしまったと考えられる。
昨年暮れ。
僕は、3ヶ月間も苦しんだ腰椎の痛みが治まった嬉しさから、ランニングを再開したのだけれど、それが大きな間違いだった。
骨折は癒えても、僕の腰痛は完治していなかったのだ。
そこに負荷がかかったことにより、梨状筋症候群を引き起こしてしまったに違いない。
今となっては後の祭りだが、自分のバカさ加減に目眩がする。
常時痛むわけではないため、座り続けたり、走ったりしなければ、日常的な生活は可能。
ただ、僕の仕事は長時間の座位が要求されるデスクワークだし、一応餃子ランナーである以上走りたいので、どうにもこうにもストレスが溜まる。
梨状筋症候群の対応としては、少しでも痛みが出るような運動は避け、安静とストレッチを繰り返し、気長に治療するしかないようだ。
こんな感じで、毎日地道に回復を目指すしかなく、ランニングなど、筋肉に負担のかかる運動はもっての他とのこと。
現状僕は、日課だった夜明けランを中止し、ウォーキングに切り替えている。
ただ…。
その間、両耳に装着している、HUAWEI FreeClipでの音楽体験が、あまりにも最高すぎるため、つい、痛みを感じながらも軽く走ったりしていた。
結果的にそれが、梨状筋症候群を悪化させてしまっていたのだ。
本当にバカすぎる。嗚呼。