ついにこの日が来てしまった。
「遠山顕の英会話楽習」10月号が発刊されたのだ。
表紙に記載された「最終号」の文字が切ない。
あぁ、本当にこれで終わってしまうのだなぁ…と思ったら、これまでの楽しかった記憶が、僕の脳裏にフラッシュバックした。
僕が遠山顕先生のラジオ講座を初めて聞いたのは、2017年度の「ラジオ英会話」だった。
僕は、生きた英語の楽しさや面白さを、存分に伝えてくれる遠山先生の講義に痺れ、酔いしれまくりながら聞き続けた。
1日15分の講座だけでは物足りなくなり、過去に刊行された本も買いまくった。
遠山顕先生は、どんな本においても、楽しく、わかりやすく、英会話の面白さを伝えてくれている。
だから、そんな顕先生の講座を、リアルタイムで聴くことができる「ラジオ英会話」は、僕にとって、夢のような時間だった。
しかし…。
なんと、その年度をもって、10年間続いていた顕先生の「ラジオ英会話」は終了してしまう。
僕は大きく落ち込んだが、その代わり、「遠山顕の英会話楽習」が始まるということで、ホッとしたことを思い出す。
週に5日だった講座が、週3日になってしまったのは残念だったが、それは、遠山先生の体調を考慮されたものだったろうから、仕方ない。
「遠山顕の英会話楽習」は、「ラジオ英会話」のテイストを残しながら、さらに伸び伸びと、自由で楽しい英会話を届けてくれた。
まさに、「楽習」だったのだ。
しかし、そんな「楽習」も、ついに終了してしまう。
テキスト冒頭には、遠山先生からのラストメッセージが記されていた。
僕は切なさを噛みしめながら読んだが、最後に少しだけ救いがあった。
将来皆さんのお役に立つ日がまた来ることを一同願っております。
それまで、そしていつまでも
Keep listening
keep practicing and
keep on smiling!!
時期こそ明言されていないが、これで終わりじゃない、いつかまたどこかで、必ず先生は帰ってきてくれる。
いつも通りの言葉で締めくくられたラストメッセージには、そんな思いが込められているような気がした。
10月のプログラムは、最終号を踏まえて、特別構成になっている。
10月13日の放送では、「The Interview Show!」(インタビューしてみまショウ!)として、顕先生、ジェフさん、キャロリンさんの3人がインタビューをし合うという企画があるし…。
通常放送の最終回となる10月20日*1には、顕先生はじめ、3人からの「初まりの言葉」が語られる。
僕は、テキストに掲載されていたメッセージを読んで胸が熱くなったが、実際に、このメッセージを放送で聞くと、さらに大きな感慨がこみ上げてきそうだ。
番組終了まで、あと1ヶ月。
顕先生の素晴らしい講義に、いつかまたどこかの道であえることを夢見ながら、ひとまずの最終回を迎えたい。
最終号ということで、記念に買う人が多いのか、雑誌版(紙)のテキストは、オンライン書店ではあっという間に売り切れ。
現在は、電子書籍版での販売のみとなってしまっている。
ただ、リアルの書店には市場在庫がある筈なので、顕先生に思い出がある人は、できるだけ早く書店でゲットされることをお薦めしたい。
【追記】
そして…。とうとう最終回の放送が…。
*1:再放送は10月27日