数日前のエントリーで。
僕は、2年目の大西先生版「ラジオ英会話」について書いた。
《英文法講座》だった1年目からガラッと変わって、2年目テーマは《語感の散歩》ということで、テキストの内容はガラッと変わっていた。
番組内のコーナー名なども、全て変更、刷新されているため、おそらく、2018年度と違ったイメージの講座となる筈だ。
もちろん、大西先生の講義だから、《軸》がブレるということはない。引き続き、熱く英語のハートを語ってくれるだろう。
だから僕は、新鮮な講義内容に大きな期待を抱いているのだけれど、最初は、少しだけ、戸惑うかもしれない。
そんな大西先生の2年目講座に対して、対極にあると思うのが、この講座だった。
こちらも2年目の講座となる…。
NHKラジオ遠山顕の英会話楽習 2019年 04 月号
「遠山顕の英会話楽習」だ。
僕は、遠山先生版の「ラジオ英会話」をこよなく愛していたから、昨年、先生が退任されるということが決まった時、大いにショックを受けた。
しかし…。
英会話楽習という形で続いてくれることがわかり、ホッとしたことを思い出す。
新講座となって初となった、4月号テキストを見た時の感動も忘れられない。
顕先生版「ラジオ英会話」のコーナーを、あのテイストを、しっかり受け継いでくれていたからだ。
変化と言えば、「Listen fot it!」が、「Write it!」に変わってしまったぐらいで、あとは、本当に、そのまま。
僕は、「Listen fot it!」が大好きだったので、その点はちょっと寂しかったし、また、何より《週5日→週3日》になってしまったことが、本当に残念だった。
しかし、今は幸せな気持ちでいっぱいだ。
もちろん、週5日で聞きたいのは山々だけれど、先生の体調面*1を考慮すると、仕方ない。
たとえ週3日でも、先生の講義がずっと続いてくれることの方が断然嬉しいし、週3日になったぶん、濃密感も増している気がする。
僕が大好きだった「Listen fot it!」も、Something Newのコーナーで時折復活。オールドファンへの心遣いも決して忘れないのが、遠山先生の凄さだ。
1年間聞き続けてきて、僕はあらためて、この講座の素晴らしさを実感している。
「遠山顕の英会話楽習」で、先生は、ラジ英時代よりも、さらにのびのびとした講座を繰り広げてくれている。
フリートーク部分も多くなり、そして、それが本当に楽しい。
そして、そんな「遠山顕の英会話楽習」も、めでたく2年目を迎えることとなった。
その講義内容は…。
全く、完璧に、去年のまま。
まるで、「年度の区切り」などはなかったかのようだ。
しかし、僕は、それでこそ、遠山先生の講座だと思った。
いつでもどこでも、好きなタイミングで、英会話の楽しさに触れることができる。それが、遠山《楽習》の神髄だからだ。
もちろん、顕先生のパートナーも去年のまま。
キャロリンさんやジェフさんとの、明るく楽しい掛け合いが、また1年間続いてくれると思うと、嬉しくてたまらない。
前述、大西泰斗先生の講義は、英語を「学習」するという点において素晴らしく、毎日受講したい(しなければ意味がない)という気にさせられる。
しかし、遠山先生のスタンスは、全く違う。
英語を「楽しく話す」という言うことがコンセプトなので、別に、毎日聞き続ける必要もない。
いつでも変わらないスタンスで待っていてくれるし、たとえブランクが空いたとしても、優しく迎え入れてくれる。
我が家のような、故郷のような、暖かい講座なのだ。
2019年度も、顕先生の「楽習」が続いてくれて、本当に嬉しい。
*1:2016年に体調を崩され、「ラジオ英会話」講座の講師を、数ヶ月休まれている。