数年前。
遠山先生の「ラジオ英会話」が終了すると知った時、僕は大きなショックを受けた。
しかしこの時は、「英会話楽習」が始まるというサプライズがあり、大きく胸をなで下ろしたことを思い出す。
そして、それからの2年間、僕は、顕先生の軽妙で楽しい講義に酔いしれてきた。
まさに《楽習》を続けてきたのだ。
「遠山顕の英会話楽習」テキストには、その冒頭に、【Note From Ken】というコラムが掲載されている。
これは、顕先生が「ラジオ英会話」を担当されていた頃から、ずっと続いているものだ。
このコラムでは、毎月の楽習ポイントを、顕先生が丁寧に解説してくださり、最後に必ず、
Keep listening
keep practicing and
keep on smiling!!
という言葉で締められている。
僕は毎月これを読むたびに、とても温かい気持ちになり、あぁ、やっぱり遠山先生は良いなぁと、心から思っていた。
今週、僕は、5月号のテキストをゲット。
来月は、どんな講座になるのだろうと、楽しみにしながら、真っ先にそのコラムを読んで…そして、驚愕した。
いつも通り、遠山先生が、講座の内容を解説してくださり、いつも通りのフレーズで締められている。
しかし…。
そのフレーズの直前には、いつもと違うショッキングな言葉が書かれていた。
なお、この番組は10月末で終了することになりました。
僕は、このメッセージを見て、大いに心が沈んでしまった。
淡々と、さりげなく書かれていることが、寂しい気持ちを増幅させる。
「遠山顕の英会話楽習」が10月で終了することについては、もともとわかっていたことではあるけれど、先生の言葉で語られると、やっぱりショックだ。
今年の2月、僕は、こんなエントリーを書いた。
NHKからの発表で、英会話楽習が10月で終わることを知ったものの、「※11月以降の番組は詳細未定です。」と書かれていたこともあり、僕は、まだ奇跡を信じていた。
英会話楽習に変わって、遠山先生による新機軸の講座が始まるのではないかという夢も抱いた。
しかし、その夢は叶えられそうにない。
今回のコラムでは、遠山先生から「次」に対しての言及はなく、淡々と、講座の終了が語られただけ。
僕は、まだサプライズの夢を捨てたわけではないけれど、もしも《次》があるのなら、遠山先生は、こんなに早く、終了告知をしなかっただろうと思う。
今度こそ本当に、遠山先生の講座がなくなってしまうのだとすると、僕は、心に大きな穴が開いてしまうだろう。
まだ半年先のこととはいえ、そんな日が来るのが、切なくてたまらない。
あぁ。
【追記】
そして5ヶ月が経ち、10月号のテキストが…。