昨晩、クラウドファンディング会社のKickstarterから、こんなメールが届いた。
Titan Pocketに関するお知らせメールだ。
Kickstarterによる、Titan Pocketのクラウドファンディングが、あと24時間で終了するとのことで、「お得な価格でゲットする、最後のチャンスですよ!」という内容が書かれていた。
僕は、クラウドファンディングの開始当日となる5月18日、壮絶なクリック戦争に参加した。
しかし、格安の出資枠であるSuper Early Bird(HK$ 1,245~)と、Early Bird(HK$ 1,400~ )は、何度もエラーで弾き飛ばされて、受付終了。
Kickstarter VIP枠(HK$ 1,555~ )ならば出資可能だったが、すっかり購入意欲が萎えてしまい、出資見送りを決めた経緯がある。
だから、今回のメールも当然スルー。
…というのが自然の流れなのだけれど、僕は、少しだけ心が揺れていた。
最近、全世界のガジェット系マスコミやYouTuberたちが、こぞって、Titan Pocketの試用レポートをアップしており、*1それを見ていたら、「結構使いやすいかも…?」と思えてきたからだ。
とはいえ、今回出資するのは、やっぱりちょっとためらいがあった。
5月の時点で決断していれば、限定1,000人のKickstarter VIP枠(HK$ 1,555~ )で入手できた筈。
しかし、それも今や埋まってしまい、単品購入の場合は、HK$ 1,710 (約 ¥24,387)以上のプレッジ(出資)が必要となる、KS Special枠が残っているだけ。
迷いに迷った結果、割高な出資をする羽目になるのは、複雑な気分だ。
そんなことを思いながらも、一応、KickstarterのWebサイトを確認してみると…。
すでに、クラウドファンディング終了までのカウントダウンが始まっており、あと23時間で締切との表示。
そして、この画面をスクロールしてみると、衝撃の表示が目に飛び込んできた。
なんと、数量限定で埋まっていた筈の、Kickstarter VIP枠が復活している!
残り1個との表示なので、キャンセルでも出たのだろうか。
僕は思わずクリックして、詳細を確認してみた。
すると…。
やっぱり出資可能だった。
5月の時点では、「この値段ならいらない」と思った価格だったが、今は、少し考えが変わっている。
実機のレポートを見て、「思っていたほど、ごつくないかも…」と思えてきていたため、心がぐらついたのだ。
今後、こんな値段でTitan Pocketを入手することは絶対に不可能。ならば、やっぱりここは入手しておいた方が良いだろうか…。
僕は、この画面を見ながら、迷うこと数分。
遂に決断して「次へ」のボタンをクリック。出資確定画面に進もうとした。
が。
何度ボタンを押しても、画面は反応しなかった。次の画面に遷移しないのだ。
おかしいなぁ…?と思いつつ、クラウドファンディングの一覧ページで確認してみると…。
一覧ページに、もう、Kickstarter VIP枠はなかった。
Titan Pocketを単品入手できる出資枠としては、KS Special枠(HK$ 1,710~ )があるだけの状態になっていた。
どうやら、1個だけ復活したKickstarter VIP枠は、僕が逡巡している間に締切となってしまったようだ。
いや。
もしかすると、何かの間違いで表示されただけなのかもしれないし、出資意欲を煽るトラップだったのかもしれない。
現実的に僕は、出資意欲満々になってしまっていたので、こうなったら、HK$ 1,710 のKS Special枠でもいいか…とさえ思い始めていた。
ただ…。
本当に必要なのか?という思いが、再び心によぎってきたのも事実。
当初は、2万円を切って入手できる筈だったガジェットに、2万5千円を出すのもやっぱり癪だ。
ということで、僕は再び迷っている。
これを書いている今、クラウドファンディング終了まで、あと18時間。
もう少しだけ悩んでみよう。
*1:クラウドファンディングも終了していないのに、すでに完成品と思われる商品が、出回っていることには違和感を感じる。生産を開始すれば、すぐにでも出荷できるんじゃないのか?w