昨日のエントリーで、僕は「ポン・デ・リング」メダルについて書いた。
このメダルは、WMM(ワールドマラソンメジャーズ)6大会を完走した人だけが得られる特別なもの。
僕のマラソン人生において、このメダルを獲得することは大きな夢だった。
2017のベルリンマラソン完走により、メダルゲットまで「あと2つ」となったが、それから、もう6年も足踏みしている。
コロナ禍に伴う理由が大きいけれど、それだけじゃない。
僕が残した2つの大会(ロンドン、ボストン)の壁が高すぎるのだ。
この2大会は、ともに4月に実施される。*1
仕事の都合で、4月は休暇がとりにくい上、ボストンとロンドンは2週連続で行われるため、同年のダブル出走はまず無理。
それに加えて、出走資格を得るのが至難。
ボストンマラソンは、BQ(ボストンクオリファイ)と呼ばれる持ちタイムをクリアしないと参加資格が得られないし、ロンドンマラソンは、そんな枠さえない。*2
外国人を対象としたツアー枠があるにはあるが、これがべらぼうな価格。
特にロンドンは、もともと高い上に、ここ数年は暴騰しており、滞在時の経費を含めると、80万円近くかかるという話だ。
一生の夢を叶えるためなら、仕方ないかも知れないけれど、やっぱり高すぎる。きつい。
あまりのハードルの高さ故、心が折れそうになっている僕に、ロンドンマラソンの事務局からメールが届いた。
「ロンドンマラソン2024」抽選エントリー開始のお知らせだ。
そう。
ロンドンマラソンには、一応、抽選エントリー枠というのも存在するのである。
ただ、ロンドンマラソンの外国人枠は、たった500人程度しかなく、世界で一番競争倍率が高いマラソン大会と言われている。
ロンドンは、何から何までハードルが高いのだ。
僕は、毎年一応エントリーして、ハズレ続けているが、虚仮の一念、今年も一応応募だけはしておくことにした。
抽選エントリー完了。’
事務局から届いたメールには、こんな画像へのリンクが貼られていた。
2024 TCS London Marathon 2024 - Running in London — Let’s Do This
フィニッシュ地点をはじめ、19枚もの魅惑的な写真が、僕を幻惑する。
どうせ当たらないのに、こんな写真たちで僕を幻惑する、ロンドンマラソンの事務局は、実にイジワルだ。