日本航空が、国内線にまで、忌まわしき「燃油サーチャージ」を導入しようとしている。
僕は、これが実に腹立たしい。
今や、何でも値上げの時代で、航空業界でもそれは同じ、ということは理解している。
しかし《燃油サーチャージ》という、あこぎな手段を使ってそれを行おうというのが、卑怯だと思うのだ。
サーチャージなどという、耳慣れない英語を使っているけれど、これはれっきとした運賃の一部。
燃油サーチャージは、日本語で「燃油特別付加運賃」となるのだ。
僕が若かった時代、こんな制度はなかったが、日本では2005年の国際線から導入され、今や、当たり前のように徴収されている。
この4月からは、欧米に往復するだけで6万6千円もの燃油サーチャージがかかるという異常事態となっており、ほとほとイヤになる。
燃油サーチャージは、マイルで充当できないというのも曲者。
この制度が始まるまでは、貯めたマイルだけで旅行できたのに、今は、どんなに頑張ってマイルを貯めても、それとは別途に燃油サーチャージを徴収されてしまうのだ。
マイルの還元率も改悪されまくりで、特典航空券の必要マイル数もシーズン毎に変更された。
マイルを貯めるだけ貯めさせておいて、交換レートを上げ、しかも別途に運賃(サーチャージ)まで徴収しようというのだから、本当にタチが悪い。
JALでマイルを貯める魅力が、どんどん薄れていくなぁ…。
そして今度は、その忌まわしき燃油サーチャージを、国内線にまで導入しようという。
日本航空の鳥取三津子社長は、インタビューの中で、「現在は国から燃料費の高騰対策として『燃料油価格激変緩和事業』の補助金をまだ受けている。そうした状況下ではさすがに(サーチャージ導入は)ない。」と述べている。
「前倒しで実施したい気持ちはあるが時期は適切に見定めたい」としているので、早々の導入はないかもしれない。
しかし、その後、「運賃の値上げは難しい。」「運賃を上げたい思いはある。」と述べているのが、どうにも引っかかる。
要は、運賃の値上げをしたいけど、できないから、燃油サーチャージの導入で何とかしたい、ということ。
これがまやかしでなくて何だと言うのだ。
僕は、基本的にはJALを利用している《赤組》*1であり、思い入れもある。
どこかにマイルでは、何度も楽しい旅をさせてもらった。
しかし、こういった素晴らしい企画も、貯めたマイルの他に、別途燃油サーチャージがかかるようになってくるとなると、興ざめしてしまう。
なんだかなぁ…。

*1:JALのシンボルカラーが「赤」であることに基づく、航空業界?用語。ANA好きは「青組」と呼ばれる。

