「今年の漢字」は、「新語・流行語大賞」とともに、年末の風物詩になっているが、その選出過程は大きく異なる。
「今年の漢字」には、恣意的な審査要素が全く含まれず、純粋に、一般投票数だけで順位が決定されるからだ。
そのため、SNSでの評判などが結果に繋がりやすいのが特徴。
そんな状況を踏まえ、僕は、昨日の記事で「米」「高」「熊」の三強争いになると予想した。
その結果、やっぱり三強の争いにはなったが、ベスト1に選ばれた漢字は、僕の予想した「米」ではなく…。
「熊」だった。
とはいえ、その争いは史上稀に見る大激戦。
今回の投票総数は18万9122票だったが、ベスト3の内訳は以下の通りとなったのだ。
- 「熊」2万3346票(12.34%)
- 「米」2万3166票(12.25%)
- 「高」1万8300票(9.68%)
「熊」と「米」の票数差は、たったの180票!にすぎず、誤差とも思える範囲。
1年を通して考えると、「米」の方が優位だったと思うのだけれど、直近の話題性で言えば「熊」が圧倒的。
投票期間が直近(11/1~12/9)1ヶ月であったこともあり、最後に「米」を大まくりした可能性が高い。
もしも投票が1週間前に締め切られていたら、「米」に決まっていたのではなかろうか。
3位の「高」は、それからやや遅れてしまったが、それでも、4位の「脈」(6,418票)に対してはトリプルスコアとなっており、断然の三強争いだったことがわかる。
ただ、僕の予想は、「米」「高」「熊」の順番。
競馬で言うなら、《三連複》は当たったが、《三連単》は大ハズレといったところだ。
ちょっと悔しいw
結果を見てまず思ったのは、「《熊》だと人的被害のイメージしか浮かばないから、それが今年を象徴する漢字というのは、どうもなぁ…ということだった。
昨日の記事でも書いたけれど、「米」ならば「コメ」以外に「米国」の意味にもとれるし、「高」ならば、高市総理だけでなく、物価高や株高などにも結びつけられるから、漢字としての幅の広さが味わえる。
しかし、「熊」という感じからは、「クマ」しかイメージできないから、ちょっと残念。
…と思っていたのだけれど、選出理由を眺めていたら、少しだけ驚いた。
「熊」猫(パンダ)が中国に返還
和歌山県・白浜町にあるテーマパークから4頭のジャイアントパンダが中国へ返還された
日本のジャイアントパンダは来年返還予定の上野動物園の2頭だけになった
パンダ!
そう来たか、という感じだ。
まぁ、パンダは大熊猫と呼ばれるし、クマ科の動物だから、熊であることは間違いないのだけれど、まぁ、うまくこじつけるもんだなぁ…と思ったw
4位に「脈」が入ってきたのも驚愕。
これが、大阪万博公式キャラクターの「ミャクミャク」繋がりだろうということはすぐわかった。
ただ、大阪万博に直接繋がる「万」(5位)や「博」(7位)よりも上回るとは思わなかった。
ミャクミャクは、大阪万博が終了した後も大人気だというから、その人気の高さを証明した形だろう。
その他、ベスト10には「変」「女」「新」「初」あたりも、新政権誕生などによる時代の変化を感じられる文字が並ぶ。
こういった漢字たち全体を眺めていると、2025年がどんな年だったのかということが、イメージできて、なんだかとても面白い。
やっぱり漢字は最高だ。

