今月、僕は発作的に福岡への小旅行を敢行した。
その際に訪れた餃子店のうち、最も感動したのは、博多駅から地下鉄空港線に乗って7駅13分の西新にある店。
「餃子の日国勝」だ。
この店は、今年僕が初めて訪れた餃子店ランキングでも、第6位になるほど図抜けていたので、先行してご紹介させていただいた。
しかし、その他に訪れた店たちも、なかなかどうして粒揃いだったため、遅ればせながら順々にご紹介していこうと思う。
今回、僕の旅程は「金曜→土曜」の1泊2日だったため、初日は平日。
そのため、博多駅近辺の店では、夕方までハッピーアワー料金の適用される店が多々あった。
僕は、ランチタイムの「餃子の日国勝」で、ビールを自重したこともあり、夕方には、ちょっと小腹が空いてきた。
夜は、滞在ホテル近くの店で本格的に餃ビーする予定だったが、それまでの間に、軽
い餃ビーならいけるかと思った。
ということで…。
博多駅チカ。博多駅内のデイトス地下1階にある、この店。
博多に多数の店を持つ老舗、宝雲亭を訪れた。
博多一口餃子の有名店で、僕が若い頃、博多に住んでいた時代から存在していた。
僕も、その当時何回か行った記憶がある。
ただ、その頃はまだ店舗数は多くなく、博多駅地下にもなかった。
だからここは初めての訪問だ。
入口には、平日限定ハッピーアワーのセットメニューが掲示されていた。
カリカリ揚げ餃子は、宝雲亭の通常メニューになく、僕も食べたことがなかったので、もちろん決定。
もう一品をどれにしよう。
最初に気になったのは、「ピリ辛麻辣ワンタン」。
ワンタンは、餃子の仲間と言っていいし、ピリ辛というのも魅力的なので、最初はこれにしようかと思った。
しかし、揚げ餃子に加えてワンタンの組み合わせだと、夜まで胃がもたれてしまう懸念があったため、自重。
折角博多に来ているのだから…と「いかめんたい」を選んだ。
注文後、やおら店内を眺めてみる。
平日の昼間ということもあり、とても空いていた。
まぁ、だからこそのハッピーアワーのちょい飲みセットがあるのだと思うけれど。
ビールが先に出てきてしまうと、つまみ類が来る前に飲み干してしまう可能性があったため、僕は、まとめて持ってきてくれるよう、店員さんに頼んだ。
ということで、注文から5分程度待つことになったが、つまみとビールがまとめてやってきた。
揚げ餃子。塩が一緒についてきて、それにつけて食べるタイプ。
これはビールに合いそうだ。
いかめんたい。
しっかり明太を味わえそうで、これも悪くない。
ただ、これら2品のつまみを、生ビールと並べてみると…。
あまりに小さすぎるw
一口餃子であることはわかっていたのだから、たとえ揚げてあろうが、そのサイズが大きくなるわけじゃない。
たった6個程度ではあっという間に終了だ。
いかめんたいのボリュームも貧弱で、生ビールの量に合ってない。
いくら僕の胃が弱くても、これではちょっとボリューム不足だ。
麻辣ワンタンを選べばよかったかなぁと思ったが、後の祭り。僕はちょっと後悔した。
この店は結構昼飲みを推奨しており、メニューを見ると魅力的なものが沢山並んでいる。
僕はそれらに結構惹かれながらも、グッと我慢することにした。
ここで追加注文してしまったら、ハッピーアワー特典(?)が台無しになってしまう。
揚げ餃子はサクサク、クリスピーで味わい深く、ビールには最高に合って美味しかったし、いかめんたいもなかなか。
税込1,280円は、ハッピーアワーにしてはちょっと高いような気もしたが、まぁ、博多駅地下で気楽に入れるし、味は良かったので、僕はそれなりに満足だった。
さぁ、あとは博多駅近くを散策しながら、夜の本格餃ビーに備えよう、と思っていたのだけれど…。