昨日、4月2日18時。
北海道マラソン2023の「公式アプリ専用エントリー」が開始された。
ここでの募集枠は15,000人。
枠はたっぷり用意されているし、アプリエントリーが嫌なら、4/4から始まる大会ホームページでのエントリー(4,000人)を待つ手もある。
昨年大会のエントリー状況*1や、昨今のマラソン大会人気を鑑みると、15,000人もの枠がそう簡単に埋まるとは考えにくく、焦る必要は全くなかった。
とはいえ。
参加することを決めている人にとっては、できるだけ早くエントリーを済ませておきたいのが人情。
僕は昨日、午後からの所用があって、帰宅が20時過ぎになったが、「そろそろ落ち着いているか?」と思いつつ、公式アプリを立ち上げてみると…。
不具合が発生していた。
いきなり不具合かぁ。
だったら明日、落ち着いてからでもいいか…と思いながら、試しにエントリーをしてみると…。
混雑画面が表示された。
これはRUNNETのシステムではお馴染みのもの。不具合と言っても、混雑しているだけなのか?などと思っていたら…。
ほどなくエントリー画面が表示された。
なんだ、別に問題ないじゃん。と思いつつ、僕はエントリー手続きを進めようとして、エントリーボタンを押すと…。
またこの画面になってしまった。
混雑している時はよくあることなので、僕はあまり深く考えずに、エントリーボタンとこの画面との遷移を繰り返し、何回目かのチャレンジでは、項目入力が可能になった。
エントリーは、結局RUNNETのページで行うこととなり、アプリ用に特化されたものではないため、入力は非常に面倒だった。
老眼に苦しむ僕にとっては、かなり苦痛だ。
それでも何とかひと通りの項目入力が終わり、決済方法も選択、最終確認画面まで到達したので、これで一安心。
…と思ったら、最後の最後にトラップが待っていた。
「上記の内容で確定」ボタンが、全く反応しないのだ。
「戻る」ボタンは効くのに、なぜか、このボタンを押しても、画面が遷移しない。
最初は決済サーバーが混雑しているのか?などと思ったが、「接続待ち」の挙動ではなく「無反応」だったから、それも違うようだ。
決済方法を色々と変更してもダメ。
試行錯誤を繰り返し、7度目ぐらいのトライ、クレジットカード番号の入力によって、何とか完了した。
いったい何だったんだ!
…と思ったが、正味40分程度で解決した僕は、恵まれた方だったのかもしれない。
その後、北海道マラソン関連のツイートを確認してみると、大混乱が生じていたことがわかったからである。
18時のエントリー開始からいきなり不具合にハマり、2時間以上かかっても、まだ登録が完了していない人も多数。
問題になっているのは、i-OSアプリのユーザーで、Androidアプリの方は、すんなりエントリー出来たようだ。
北海道マラソンの公式Twitterアカウントは、20時19分の時点で、こう呟いている。
【大会公式アプリエントリー復旧しました】
— 北海道マラソン (@HKDM2023) 2023年4月2日
この度、iPhone端末からのエントリーに不具合が発生しておりました。
エントリーの開始を待っていてくださった方、途中で操作できなくなってしまった方、ご迷惑おかけしましたことを、深くお詫びいたします。
僕がアクセスした時は、ちょうど復旧していた時だったのか…と思いつつ、最終画面でのトラブルは解決していなかったことが判明。
【一部まだ不具合が残っており、引き続き対応中です】
— 北海道マラソン (@HKDM2023) 2023年4月2日
画面遷移時のセキュリティ関係が不具合の原因を起こしていることが判明しました。
現在、改善に向けて調整しています。ご迷惑おかけしていることを重ねてお詫びいたします。
なお、エントリー枠に空きはありますので、ご安心ください。
21時36分には、こんなツイートが発信されている。
その後もまだ混乱は続いたようで、完全復旧宣言が出たのは、
【大会公式アプリエントリー完全復旧しました】
— 北海道マラソン (@HKDM2023) 2023年4月2日
エントリーに不具合が生じ、皆様には多大なるご迷惑をお掛けしました。
現在、完全復旧しましたことをご報告いたします。
エントリーにはまだ空きがございます。安心してお申し込みください。
この度は大変申し訳ございませんでした。
23時5分。
エントリー開始から、5時間以上も経過した後だった。
中の人も大変だったと思うが、トラブルにハマってしまった人にとっては、ドッと疲れたことだろう。
ただでさえ、日曜の夜は、サザエさん症候群でブルーになるというのに…。
ホントに勘弁して欲しいトラブルだ。
エントリーにはまだ空きがございます。安心してお申し込みください。
そんなことを言われても、トラブルで失われた時間は戻ってこないからなぁ…。
僕は思う。
いったいなぜ、アプリでの先行エントリーなんて方式を採用したのか、と。
新規のアプリには、こういった未知のトラブルも考えられるというのに、その方式が優先されるというのは、どうにも解せない。
アプリからだろうが、ホームページからだろうが、結局はRUNNETのサーバーに飛ばすのだから、同じことじゃないか。
だったら最初から、手軽で使いやすいホームページからのエントリーも同時に開始させてくれればいいのに…。
そもそも、北海道マラソンは、エントリー即締切になるような大会ではない。
去年は、抽選にして煽り、今年は2段階エントリーで煽っているが、「ごく普通の先着順」で何の問題もない筈なのだ。
来年以降は、こんなトラブルを再発させないよう、静かに、普通に、エントリーを開始して欲しい。
*1:一応抽選になった(倍率1.1倍ぐらい?)ものの、結局余って、先着順の2次募集を行っている。